ご想像頂けるかと思いますが、通院、医療的な在宅でのサポート、手術での入院などで子どもに付き添うために外勤していた母親も仕事を辞めるしかない状況になってしまうことは多々あるのではないでしょうか。
障がい児の母親が働き続けることへ、世間的に厳しい見方をすることが多いようです。
障がい児は親が責任を持って育てるべき。
そのような認識が暗黙の了解のように意識の中にありませんか?
障がい児も健常児も同じ子どもです。
障がい児の母親は働くことへの葛藤と経済的な不安を抱えていますが、障がい児の母親の就労率は、健常児の母親のその率の半分以下だそうです。
経済的な不安、育児ストレス、頼るところがないという状態から、保育園や何らかの機関でサポートが受けられればそれらが軽減されます。
保育園の整備、統合保育の推進は多くの障がい児家庭の経済状況、育児不安の軽減だけでなく、社会全体のノーマライゼーションに繋がるのではないかと私自身期待しています。
「保育園」は、児童福祉法で定められた、保護者が働いているなどとして保育に欠ける要件のある子ども達を預かる施設。
定められているもの以上に保育園が果たしてきた役割は大きいと思いますし、それが更に重大な役割を持つようになっていると思います。
一方通行でない支援を。
子ども達のために最良の選択ができ、その一つに保育園が挙げられる日を作りたいものです。
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2024/10/06 更新