最近学校の先生の間で話題になっている問題の一つに集中力のない子供が急増中という問題があります。
その原因は朝ごはんをしっかり食べてこないので脳に栄養がいきわたらずに登校してくるので頭が働かないことや、遅くまで起きている子供が増え、朝の光をしっかり浴びないで寝不足で来るとセロトニン分泌がうまくいかずに朝ぼーっとしてしまうなどの生活習慣の問題も大きいです。
集中力が続かない原因となったり、記憶力にも影響をおよぼします。 どうすれば集中力の続く子供になるのかいくつか解決方法をご紹介致します。
【集中力や記憶力を高める朝ごはんを習慣づけよう】
まずは、ご飯やパンイモ類などの朝ごはんをしっかり食べることです。
なぜならば、脳のエネルギー源ははブドウ糖です。ブドウ糖は体の中に少ししか蓄えておけないので、夜寝ている間にエネルギーが消費されてしまい、朝ごはんを食べないと午前中はブドウ糖が不足したままです。脳にエネルギーが回らず脳の栄養不足状態になり、集中力や記憶力などがうまく働きません。
朝食をきちんと摂れるかどうかで日中の活動や学習効果が大きく左右されます。 良い栄養と良い運動も頭と体と心を育てますので、良い運動も出来るためには朝ごはんを食べてしっかり活動できるようにしましょう。
【集中力や記憶力には伝統的な和朝食がぴったり!】
脳に十分な栄養を与えるために脳細胞のエネルギー源であるブドウ糖を多く含む、ごはん、パン、麺類、イモ類などを毎食しっかり食べましょう。 記憶力を高めるにはレシチンを多く含む卵の黄身や大豆製品が良いです。
記憶の情報伝達に重要なDHAやEPAを多く含むサバやサンマ、マグロなどの青背魚類、 脳の神経伝達物質を作るのに欠かせないチロシンを多く含む大豆やチーズなどを摂取すると良いです。
ですから、いわゆる日本の伝統的な朝ごはん(ご飯、味噌汁、納豆、焼き魚、卵焼き、お浸しなど)はこれらの栄養素がしっかり取れるので脳にとってとっても良い朝ごはんなのですよ。
【姿勢をよくするだけで集中力が高まります】
とっても簡単!集中力を高めるには姿勢を良くしてキープすることです。
猫背や肘をつくといった姿勢が悪い子供のほとんどは集中力がないという事実があります。猫背をの姿勢を続けていると胸の周辺や内臓が圧迫されて呼吸が浅くなります。そうなると血液循環が悪くなりますので、脳の酸素が足りなくなっていくので酸欠状態に陥ります。頭はぼーっとしていきますので当然集中力は切れますよね。
常に姿勢を良くすることを体で覚えていくために、ママやパパは子供が食事をする時や、テレビを見ている時、本を読んでいるときなどの姿勢を指導していきましょう。 東大生を沢山排出したことで有名な先生方も口をそろえて学力が伸びる子供はみんな姿勢が良いと言っておられますよ。
【アロマテラピーで集中力と記憶力UP!】
アロマテラピーは芳香療法と言って、精油(植物から抽出した香り)の力を借りて心や体に良い影響を与えるものです。
そのなかでも、集中力を高める効果がある香りとしてユーカリやローズマリーがあります。ユーカリは集中力を高めるだけでなく、風邪予防や気管支など呼吸器系のトラブルにも効果がありますので受験シーズンでもある肺炎や風邪をひきやすい時期にもってこいですね。
ローズマリーは受験塾でも最近香らせている塾があるというくらい記憶力UPに効果が認められています。記憶力アップだけでなく心の疲労回復効果もあります。
ただし、刺激が強いので妊娠中のママがいる家庭や高血圧な家族がいる家庭では使用しない方が良いでしょう。使用する場合は大量に使わないようにして下さい。
レモンも記憶力アップにつながりますし、柑橘系はリフレッシュ効果も期待できますから受験ストレスでイライラしがちなお子様にもってこい。柑橘系は日光に当たると毒性を発揮するものが多くレモンもそうなので、皮膚に付けた場合は直射日光に当たらないようにしましょう。芳香浴なら問題ありません。
番外編ですが、受験生や勉強の眠気覚ましにはペパーミントがお勧めです。
【音楽で集中力を高める】
京都大学やハーバード大学の研究でモーツアルトのメヌエットを聞くと集中力が上がるという結果が出ています。
【集中力を高める色】
精神を落ち着かせる青色や効率をアップさせるベージュ、ひらめきを生む黄色を勉強する環境の一部に取り入れてはいかがでしょうか。
子供は自分で集中力を高めることはなかなかできませんし、しようとも思わないと思います。 ママやパパなど大人たちがサポートして勉強や遊びも含めた作業に集中できるような環境を作ってあげて下さい。
教育総合ランキング
2024/11/23 更新