子供が小学校にあがる時に勉強机を買ってあげる保護者の方も多いでしょう。 子供部屋に勉強机を設置して「ここで勉強をするんだよ」と教えてあげるかもしれませんね。 勉強は自分の部屋が基本と考えている保護者の意見も多く聞かれます。
しかし、現在注目されているのが「リビング学習」。 賢い子供を育てることができると注目されています。
●リビング学習とは?
多くの保護者の方は、子供が勉強する場所を子供部屋と決めているかもしれません。 しかし、リビングで勉強する子供達も多いのが事実です。
また、近年では「東大生の約半数がリビング学習をしていた」という調査結果も発表されていて、リビングでの勉強は注目度がアップしているのです。
さて、東大生の多くがリビングで勉強をしていたとの興味深い話ですが、東大生の多くは自分の勉強部屋がなかったわけではなく、 自分から進んでリビングを勉強場所にしていたということです。 周囲に人がいることで、緊張感を持って効率よく勉強できるということのようです。
●リビング学習のメリットは?
「勉強は静かなところでさせた方がいいのでは?」という意見もあるでしょう。 しかし、場合によってはリビングでさせた方がいいのです。
では、リビング学習におけるメリットとはどんなものでしょうか?
・親が勉強している様子を監視できる
「勉強してくる」と自分の部屋に閉じこもる子供。 でも、本当に勉強しているかどうかは、ずっと見ていられるわけでないので正直分かりませんよね。 それに、自分の部屋にはおもちゃやマンガが置いてあるでしょう。 「勉強の息抜きに・・・」とついつい勉強から逸れてしまうこともあり得ます。 その点、リビングでは親が子供の勉強している姿が確認できるというメリットもあります。
・勉強していて分からないところがあったら、家族にすぐに質問できる
小中学生くらいなら、子供が「勉強が分からない」と質問してきた際に教えることができる保護者の方も多いでしょう。 分からないところを、すぐに質問できるので、子供にとってもメリットとなります。
・人が近くにいることで適度な緊張感が生まれる
自分の部屋で周囲に人がいない状態で勉強していると、ついついだらけてしまうケースが多いもの。 それに、ちょっと休憩と横になってしまったために、いつの間にか眠っていたという場合もあるでしょう。 自分の部屋は誘惑の宝庫です。 勉強を中断させてしまうような、マンガや雑誌などもあるのです。
その点、リビングならば「家族から見られている」という適度な緊張感を持つことができます。
●リビングのテーブルで勉強するの?
もし、リビング学習をするなら、専用の机と椅子を用意してあげるといいでしょう。 学校の机のような感じもいいですね。
ただ、それぞれのご家庭の広さや事情によって、リビングに余計な机を置くスペースがないケースもありますね。 そういった場合は、勉強時間になったら食卓のテーブルを片付けて、その上で勉強させてもいいのではないでしょうか。
保護者の方にとって、我が子がなかなか勉強しない姿を見てしまうと「勉強しなさい」とついつい言ってしまうもの。 小さな子供の場合は、リビングで保護者と一緒に勉強タイムを設けるのもいいですね。
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2024/11/22 更新