これが一通り終わったら試験範囲の最初にもどり、例題・基本問題を含めて練習問題も解いていきます。ここでも「できるまで先に進まない」という「完璧主義」を捨てて、1回でできたら○、解答を見て理解できたら△、全く理解できなければ×、というような印をつけながら最後まで進みます。
このあと△のついた問題を再度解き、つぎに×の問題をつぶします。応用問題はこのあとですが、もし時間がなければやらなくてもOKです。試験で応用問題が出される割合はそれほど高くないので、100点満点をねらうのでなく、8~9割に対応するのであればここまででも十分です。
これまで「完璧主義」の考え方で勉強してきた子にとっては、「わからないところを一旦とばす」というやり方に抵抗があるかもしれません。しかし、「完璧主義」は試験勉強でも、試験本番でも大きな弊害です。
国語や英語の長文を読むときも、最初から丁寧にじっくり読まないとできない、という「完璧主義」の子をよく見かけますが、そのような子に限ってわからない言葉や単語がでてくると思考が止まっています。また、あまりにも時間をかけすぎているため、最初の方の内容が残っていなかったり、試験時間が足りなくなったり、と本当にいいことはありません。
もし「今年は去年より成績を上げたい」「試験で結果を出したい」と思っているなら、まず勇気を出して「完璧主義」を捨てるところから始めてみましょう!
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2024/11/21 更新