「暗算トレーニング」では、まず繰り上がり、繰り下がりのない「かけ算」「わり算」から始めます。
12×3=36, 36÷3=12 などのような計算です。
前回お話した「集合数」の感覚が身についていれば、ここでも簡単にイメージでき、計算の意味と結びつきます。
「12×3」であれば、
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↓
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というイメージです。
繰り上がりのある「かけ算」、繰り下がりのある「わり算」はこの感覚が身についてから行います。
14×3=42, 42÷3=14 のような計算です。
ここでは、「かけ算」はうしろから、「わり算」は前から計算した方がラクであることを実感させます。
もう一度繰り返しますが、大切なのは「計算の意味」の理解と、計算の課程を残す「筆算」です。
この「暗算トレーニング」は筆算をスムーズに行うための暗算です。計算のスピードを上げるのも、計算が「メンドくさい!」と言っている子が算数・数学嫌いにならないための訓練にすぎません。
「暗算でやるのがカッコいい」と思っている子は少なくありません。将来、受験のとき、ケアレスミスで泣かないように、今のうちから「計算の意味」の理解と、「筆算」で正確に計算する習慣をつけてあげてください!
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2024/11/21 更新