[中学生]「大切なのは英単語と英熟語?」中学生の英語の勉強法

「大切なのは英単語と英熟語?」中学生の英語の勉強法

2015/07/28

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中学1年生のみなさん、小学校のときとは一味も二味もちがう英語学習には慣れてきましたでしょうか?

よく耳にするお悩みは、「最初のうちは楽勝、と思っていたのに、いつの間にか少しついていけなくなって・・・中1が終わるころには、ガーン!ぜんぜんわからなくなっちゃった。」というもの。あなたにもその気配はありませんか?

ここでは、中学校1年生におすすめの、英語文法学習法をお教えしちゃいます。日本の英語教育は、会話ができない、コミュニケーションがとれない・・・など、悪くいわれることが多いのですが、キレイな文法を教えるちからは、素晴らしいものであるとの評価も受けています。

お子様と保護者様、どちらにも読んでいただくことで、ぜひ英語ギライを克服してください。

<1にも2にも、英単語・英熟語>

まずは、これまで勉強してきた単語と熟語を、教科書やワークを使って復習してみましょう。'study'や'library'などの単語はしっかりと書けますか?教科書の音読をしながら、頭の中に和訳が浮かぶかどうか確認してみましょう。

<3単現の、エス・・・?>

「三人称単数現在形」の’S’。みなさんも聞き覚えがあることでしょう。この言葉が登場したあたりから、突然英語ギライになってしまう中学1年生たちが続出します。

私(I)とあなた(YOU)以外の、単数形の主語の場合は、動詞に’s’がつくのですが、わからない生徒はこう話してもチンプンカンプンなのではないでしょうか。

基礎からじっくりと叩き込む必要がありますので、書店で易しい文法書を購入してみたり、学校の先生に「三単現の’S’がわからないから、噛み砕いて説明してください」と声をかけてみましょう。質問する生徒には、先生は喜んで教えてくれたがるものです。

<極度の英語ギライは、国語ギライから始まっている?>

とっても英語が苦手な子を見ていると、同時に国語も苦手な場合がたいへん多いです。

どうしても頭に英単語が入ってこない、どうしても覚えられないという場合は、まず「国語の力をつけなくてはいけない」のかもしれません。

そのためには、音読が効果的です。頭の中で考えなくても構いませんので、国語の教科書や英語の教科書を、毎日音読してください。毎日、10分でよいので、1週間続けてみてください。その習慣がついてくると、文字に対する感覚が変わってきていることに気付くはずです。

<音読の効能>

上記にも記したように、声に出して読むことは、みなさんが想像している以上の効果があります。自分の声が耳から入ってくることで、聞くという効果も同時にあり、とても効率のよい勉強法です。ぜひ取り入れて見てください。中1の教科書の最初のほうの例文であれば、スラスラと暗唱できるくらいが理想です。

<be動詞と、一般動詞の区別がわからないのだけど・・・>

教科書によっては、be動詞と一般動詞の区別の説明が曖昧なままに、会話中心に進んでしまうものもあるので、ついつい'I am like tennis 'なんていうおかしな英文を、なんのためらいもなく書いてしまう中1生が大勢います。

is,am,areは「be動詞」といいます。likeやplay,watchなどの、「動作を表す語句」のことは、「一般動詞」といいます。これらは特殊に変形した場合を除いて、ひとつの文の中に2つ以上並べて使われることはありません。

まずそのことを覚えておくだけでも、上のようなミスはなくなることでしょう。ここが、中1英文法の一番のヤマだと、とらえることもできます。ここをしっかりと身につけないと、他の文法への応用がきかないままになってしまうのです。

3年生になっても上のような英文を書いてしまう生徒も、残念なことにチラホラみられますので、そうならないように、早いうちからわからないことは先生や大人に質問するようにしましょう。

<単語が覚えられない!>

文字がひっくりかえって見えてしまう、「識字障害」と呼ばれる「ディスレクシア」という症状があります。そこまで重度でなくても、文字に関する作業がものすごく困難なお子様は、一定の割合でいらっしゃいます。

保護者様が、まずその事実を受け入れてあげて、お子様に合った熟や家庭教師を探す必要がありますので、お子様の意見を尊重した上で、相談できる相手を探しましょう。覚えるのがゆっくりなだけで、決して頭が悪いわけではないというお子様もいらっしゃいますので、「どうして覚えられないの!」などと頭ごなしに叱らないようにしてください。

<焦らないこと>

どの科目にもいえることですが、焦って勉強したところで、何も頭に入ってはきません。わからなくなってしまったら、ひと呼吸おいて、わからなくなってしまったところまで素直に戻って、「どこがわからないのか」を落ち着いて理解することから始めましょう。

大丈夫です、置いていかれているように焦っても、現状より良くなることはありませんので、腹を据えて取り組みましょう。

<重要構文の繰り返し>

一回覚えたつもりになっても、繰り返さなければ忘れてしまうのが人間です。すらすら書けるようになると、飛躍的に英語の点数が伸びます。少なくとも3回反復することが絶対条件です。

そして、文字は必ず丁寧に書くこと。aなのかuなのかわからないような文字をかくお子様がたまにいますが、書いた英文を自分自身が読めないと、自分自身でもモチベーションが下がってしまいます。

あとよくいるのは、単語と単語の間の隙間が異様にせまい書き方をする人です。単語と単語の間は、文字1つ分の隙間をあけて、読みやすさを心がけましょう。ちょっとした心がけで、飛躍的に良くなるのが英語です。ピリオド、クエスチョンマークなども必ずつけて、いい加減にやらないようにしましょう。

また、大文字と小文字の区別もしっかりとつけてください。

ここまで読むと、少しだけ、楽しく英語学習が進められそうな気がしてきませんか?冒頭にも書いたように、日本の英語教育は文法が中心ですが、キレイな文法をマスターしてアカデミックな英文を読めるというのは、とても教養のある素晴らしいことです。日々の勉強をなまけずに行って、素敵な人間を目指しましょう。

 

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2024/12/03 更新