小学生の頃、テストはある程度実施されてはいるものの、1つの単元が終わるとそのチェックのためのツールとして行い、順位や平均点などはほとんど出さないものでした。
しかし、中学生になるといきなり平均点やら学年順位やら様々なデータが発表されて、自分の位置を嫌でも認識しなければならなくなります。そういう意味では、中学生になるというのは1つ大人への階段を昇ったといった印象でしょう。
では、中学生になって最初の中間テストで失敗しないためにはどのような勉強をしていけば良いのでしょうか。今回はそんなテーマでお話しをしていきましょう。
<早めの準備をせよ>
中学生の学習内容は、とにかく小学生の時よりも多くなります。だからこそ、4月のスタートと同時にテスト勉強を始めなければなりません。
多くの中学生を見ていて思うのは、1回テストが終わると「次はもっと早くから勉強を始めよう」とは言うものの、結局はテスト1~2週間前になってからようやく焦りはじめ、テスト前日にはほぼ絶望したような表情を浮かべている生徒がとても多いということです。
このループは一度入ってしまうとなかなか抜け出すのが難しくなります。そうならないためにも、4月の早い段階からテスト勉強を始めるようにしましょう。
具体的には「その日に学んだことはその日のうちにしっかり復習をしておくこと」が重要となります。そう聞くと、「え?それってテスト勉強なの?」という声が聞こえてきそうですが、日々の復習をきっちりすること、そしてそれを継続することこそが定期テストの勉強なのです。
<不明な点は1つでも残すべからず>
さて、早めのスタートを切るということが分かったら、次にするべきことは「不明点を完全になくす」作業です。
定期テストは様々な範囲、様々な科目から出題されるわけですから、当然本番で100点満点を取るというのは至難の技ということになります。
しかし、テスト勉強の段階で100点取れるくらいにしておくことは出来るのです。そのために必要なことが不明点をなくすということなのです。日々の授業の復習やテスト前の勉強をしていて「これって何だろう?」「なんでこうなるんだろう?」と思うことは誰にでもあるはずです。
しかし、それを「まぁ、これくらい分からなくてもなんとかなるだろう」などとタカをくくって放っておいてしまっては、せっかくのチャンスをつぶすことになりかねません。
ですから、疑問に思ったことは自分で調べて確実に理解するようにしておきましょう。もし自分で調べても分からないようであれば、先生に聞くなどしてわかるようにしておいてください。テスト勉強の段階で分からないことが1つもないようにしておけば、本番で高得点を狙える確率がかなり高くなります。
<とにかく繰り返しが必要>
テスト勉強の早期スタート、不明点の解消が終わったら、やるべきことはもう1つです。すなわち「繰り返し演習」です。
いくら勉強していて分からなかった部分が分かるようになったとしても、それをしっかり頭の中に定着させることができなかったら、テスト本番で得点にすることはできません。
逆に、いつどこで聞かれても答えが出てくるくらいまでワークや教科書を繰り返している人にとっては、その内容がテストに出てくればさっと解くことができるので、高得点が取りやすくなります。
<最後に>
中学生の定期テストはスタートでしっかり自信を付けておけば、その後の勉強のモチベーションもかなり高く維持できますし、何より難しい勉強が楽しいとさえ思えることだってあります。スタートで上位を取り、それを3年間キープして、3年後の高校入試で大きく飛躍できるように頑張ってください!
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2024/11/23 更新