●見るべきポイント
(1) 先生の授業スタイル
授業のスタイルは大きく分けて、「講義型」と「対話型」があります。
「講義型」は先生が一方的に授業を進めていくスタイルで、自分で予習や復習ができる子にとっては効率的に学習を進めることができますが、そうでない子にとっては「たいくつな授業」と感じ、学習に対するモチベーションが下がってしまうかもしれません。
まだ「勉強の仕方がわからない子」にとっては、先生が生徒たちに発問しながら授業を進めていく「対話型」の方が、「自分たちも授業に参加している」という気持ちになるため、学習に興味をもって取り組めるようです。
いろいろなクラスの授業を見学させていただき、「講義型」と「対話型」のどちらの授業スタイルの先生が多いかを見て、お子さんに会った学校を選びましょう。
(2) 生徒や教室の様子
子どもたちは必ず、大なり小なり、周りの環境に影響を受けます。学校の校風もその環境の一つです。
真剣に授業に取り組む校風が保たれている学校であれば、自然とその中で学習に取り組む姿勢が育まれますが、逆に、落ち着かない雰囲気であったり、だらだらした雰囲気であれば、学習意欲に悪影響を及ぼすことは間違いありません。
また、意外とレベルの高い都立高校に多いのが「生徒任せ」の校風で、先生たちはあまり生徒に干渉しないので、「やる子はやるが、やらない子は全くやらない」という学校も少なくありません。
このような校風の学校では、しっかりと自分の目的意識を持っている子は日々計画的に、真剣に学習に取り組むことができますが、そうでないと「安きに流れる」ことになりがちです。
その学校の生徒や教室の様子から、その学校にお子さんが入学した場合、どのような影響を受けそうかを考えながら見学しましょう。
次ページでは「部活で学校を選ぶ際のポイント」をご紹介いたします。
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2024/11/21 更新