3.為替ヘッジなしかありか?
為替ヘッジ、というのは、円高円安の影響を受けにくくするように仕組むことです。投資信託で為替ヘッジをしたものを「ヘッジあり」といい、それがないのを「ヘッジなし」といいます。
たとえば、米国の株式を組み入れたファンドの場合、仮にNY市場が大きく上がっても、円高ドル安になってしまうと、為替の損失で、株の上昇が打ち消されてしまいます。そういったマイナスを回避するには「ヘッジあり」を選択すべきでしょう。
一方で、米国の株が上がりかつ、為替が円安になった場合、普通に株を持っていれば、両方のプラスが得られ、大きく利益を出せます。そういった円安による利益を狙うのであれば、「ヘッジなし」にします。
ただし、「ヘッジあり」の場合には、そのヘッジ自体にコストがかかりますので、その分、運用資産の値上がり益から引かれます。
投資している期間中、大きな円高にはならない!と決めつければ、ヘッジなしのほうがいいわけです。
また、一部では「機動的にヘッジする」という投資信託もあります。これは運用責任者の判断でヘッジしたりしなかったり、というタイプです。これが良いかどうかは、単に知らない人を信じるかどうか、という世界です・・・。
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2024/11/21 更新