子どもが小さい頃から習う人気のお稽古に、クラシックバレエがあります。
小さな子どものレオタード姿はとてもかわいらしいですものですよね。 色もカラフルでいろいろ選べるので、レオタードを買うことを楽しんでいるお母さんも多いかもしれません。
3歳児からクラシックバレエを習うことができますが、3歳児でもクラシックバレエ専用のピンクタイツとレオタード、バレエシューズが必要となります。
幼いうちはあまり気にならないかもしれませんが、思春期になるとレオタードが恥ずかしく感じるかもしれません。
レオタードは身体にピッタリと密着しているデザインなので、身体のラインが気になってしまうとレオタードを着ることに抵抗を感じてしまうかもしれません。
また脇や足の付け根部分も気になるポイントになります。 そもそもクラシックバレエではなぜレオタードを着用しなくてはいけないのでしょうか?
クラシックバレエはとても繊細な競技です。 近年流行したダンスともは違い、古くからの歴史がります。 オリジナリティよりもひとつひとつの動きに忠実さが求められるダンスです。
身体の細かい部分を修正していくことによって、クラシックバレエ独特の筋肉をつけることができ、技術がついていくのです。 身体に密着したレオタードを着用してレッスンを受けることで、より身体のラインをより細かい部分までチェックすることができるのです。
バレエ教室の中には、レオタードの上にTシャツやジャージを着てもよいと言われているお教室もあります。 お尻が大きいからと言ってジャージを履いたり、ウエストのラインを隠したいからと言ってTシャツを着るという子どももいます。
しかし身体のラインを隠していては上達できません。 本格的にクラシックバレエを教えているお教室ほど、レオタード1枚でのレッスンが義務付けされているはずです。
宝塚歌劇団はレオタード1枚でのレッスン受講は当たり前で、レオタードの色・形まで指定されています。
オーディション対策のためのお教室でプロを育てるお教室も、上着はNGです。 コンクールで入賞するようなバレリーナを育てるお教室も当然上着NGです。 このお教室によっての規定は、それぞれのお教室でどこまでのバレリーナを育てようと思っているのか?の目安になるかもしれませんね。
逆にレオタードの上にTシャツやジャージを着用しても良いお教室とは、どんなお教室なのでしょうか?
例えばクラシックバレエ専用のスタジオではないダンス教室です。 一つのお教室で、クラシックバレエもジャズダンスもヒップホップも学べるお教室があります。 このようなスタジオはクラシックバレエが専門でないので、受講する生徒さんの目的も変わってきます。
ジャズダンス上達の身体作りのために、クラシックバレエを受講する子ども。 普段はヒップホップだけど、ちょっと興味があってクラシックバレエをやってみたい子ども。 どんな子どもでもクラシックバレエを受講することができますが、そこまで本気ではありません。
こういったお教室は、手軽にクラシックバレエを学べるというのが魅力なのです。 クラシックバレエが専門でないからと言って、先生の質が悪いということはありません。
クラシックバレエだけ、有名なお教室の先生をお招きしている場合もあります。 有名な先生のレッスンを気楽に受けられるので、貴重な時間になるかもしれませんね。
子どものクラシックバレエは3歳からレッスンを受けている子が多いので、小学校高学年になってからバレエを始めたい子どもはどこに行けばよいのかわからないかもしれません。
3歳からクラシックバレエを習っている子は、小学校高学年になるとトゥシューズを履いてレッスンする子どもも出てきます。 トゥシューズは1日や2日で履けるようになるものではありません。
小学校高学年からクラシックバレエを初めて、同学年の子どもたちについていくのは難しそうですね。 追いつくのが難しく、クラシックバレエを諦めるという選択をしてしまうかもしれません。
しかしそんな時こそ、あえてクラシックバレエ専門ではないダンス教室を探してみるといいかもしれませんね。 3歳からレオタードを着ていた子どもより、小学校高学年からレオタードを着る子どもは抵抗感を感じるかもしれませんのでTシャツを着てもいいと思います。
それぞれの状況や求めていることによって、お稽古場を選べばよいのです。 子どもの将来と、お稽古場の方針をよく照らし合わせて、より合ったお教室を選んでくださいね!
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