親や保護者は成績の記録だけを気にかけます。しかしよく見ていただくと、学級での委員のことや出欠席、身長体重測定の記録や健康状況、生活や学習の学級担任の所見などが記録されています。また、各教科科目は段階の評定や観点項目についての評価、あるいは達成度についての評定が記されています。
親や保護者が一番気に留める教科科目の評定、「ゆとり教育」が学習目標になっていた時期は「新しい学力観」に基づく観点別評価、達成度評価となっていました。
それ以前は相対評価といって学級全体で割合が決まっていて、それに基づいて五段階、十段階で評価されていました。そのため学級における順位のように考え、親は一喜一憂し、子どもを叱咤激励し、教育関心が過熱しました。
そこで相対評価をやめて絶対評価としましたが、また学力低下が指摘されてから評価をめぐっての論議が盛んになっています。
学力はテストの得点ではありません。
学校での教育活動が遂行される過程での子どもが獲得していく諸能力を指します。学習対象についての認識、知識、技能、あるいは対象に対する関心、意欲などが記録されています。
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2024/11/22 更新