高校1年生で高校の英語の大変さを身に染みて感じた高校2年生の皆さん!2年生ではどういう勉強をしていけばよいか分かりますか?
まだ受験生でもないものの、あと1年したら受験生になるという非常に微妙な学年でもある高校2年、この1年間をどのように過ごすかによって3年生以降の成長度が変わってくるのですよ?
実際にオススメできる参考書を挙げながら、高校2年生の英語学習についてのアドバイスを書いていきましょう。
<文法編>
数学の場合は1年でⅠ・A、2年でⅡ・B、というようにどんどんやる内容が積み重なっていきますが、英語はと言えば、1年で学習した英文法を少し発展させただけの内容として「Writing」(現在は英語表現Ⅱ、と呼びますね)が登場するに過ぎません。
しかし!甘く見ているとやられますよ!1年であれだけ大量の英文法を詰め込まされて、それを今でもずっと覚えているかといったら、大半の2年生がすでに忘れているはずです。
ですから高校の先生が「これは去年やったよね?」と説明しても、「????」となってしまう生徒が多くなるのです。
では、一体どのようにして文法を取り戻せばよいのでしょうか?
もちろん1年生で使用した教科書を引っ張り出してきてもう一度見直すのでも良いのですが、やはり2年生ですから成長していかねばなりません。そこでやるべきは「演習力をつけるための問題集」です。
手っ取り早く取り組めるものとして代表的なのが「NextStage(通称:ネクステ)」や「Vintage(ヴィンテージ)」などが挙げられます。
これはどちらが良い悪いというものではなく、似たような問題集と思ってください。左のページに問題、右のページに解説、というようにテンポよく進めることができるので、2年でやるにはうってつけの教材と言えます。
また単元別に問題が収録されているので、「ここの単元が苦手」「ここの単元の問題をやりたい」という人にとってはちょうど良い問題集と言えます。
1年生の教科書のやり直しと合わせて、このどちらかの問題集を併用すれば、文法の基礎は十分築けることでしょう。
<読解編>
2年になると読解の教科書も当然ながら難しくなってきます。ですので、引き続き教科書のマスターは続けてください。その上で「模擬試験などの初めて見る英文」にも慣れるために、さまざまな英文を読みなれなくてはいけません。
ですが、受験生用の問題集だとレベルが高すぎて・・・という人もいることでしょう。
そんな時にオススメできるのが「速読英単語(入門編)」です。こちらは単語帳でありながら英文がたくさん掲載されているもので、「文章の中で単語を覚える」ことをコンセプトとした参考書となります。
もしある程度単語力のある人でこれだとモノ足りないという人は入門編の1つ上の必修編から始めると良いのではないでしょうか?また、「ただ読むものではなく問題を解きたい」という人には別の問題集を勧めましょう。
それは東進ブックスの「英語長文レベル別問題集」ですね。
こちらはレベル1からレベル6まで幅広いレベルの長文問題が容易されたもので、「中学レベル・高校入試レベル」のレベル1から、「難関私立・国立レベル」のレベル6まであるので、「自分はこのくらいのレベルからやろう」というように、自分に合ったレベルからスタートすることができます。
個人的にオススメなのは、「通学途中の電車や、ちょっと空いた時間では速読英単語に目を通し、机に向かって勉強する時は長文レベル別問題集、というような使い分けをしてみる」というやり方ですね。
あまり多くのものに手を出すのはよくないですが、2冊をうまく併用するのは効果的でしょう。
<最後に>
2年生は何をどう勉強するかによって今後を大きく左右する1年になります。
上記に挙げた問題集でもいいですし、書店で手にとって良いと思えたものでも良いので、1冊を何度もやり抜くというスタンスだけは貫いてください。
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2024/11/21 更新