家を建てる前に調査し、対策を検討しておかなければならないことのひとつに地盤の固さというものがあります。
木造二階建住宅の場合を例として考えてみましょう。
まず地盤調査の方法として最も一般的で安価なものとしてスウェーデン式サウンディング試験があります。
先端がドリル状になっている直径2センチほどのロットに回転させながら荷重を加え、地盤の強度によって変わるその抵抗値で地盤の固さを測定します。
ロットが挿入されていくその深度とその時の抵抗値を地盤強度に換算した値で地盤のデータは得られます。
軟らかい地盤であれば「自沈」と言って回転もかけずに沈んでいくことがあり、逆に岩盤のような硬い地盤ではいくら負荷をかけてもロットが沈んでいきません。
建物の建つ箇所の四角と中心の計5箇所を測定し、木造二階建ての重量に耐えうる地盤支持層に当たるまでこの試験は続けられます。
その結果、地盤改良が必要となれば改良工事が施されます。