住宅[373]

【その2】不動産屋さんは教えてくれない土地選びのコツ

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執筆者:前田 浩貴

【その1】不動産屋さんは教えてくれない土地選びのコツはコチラ

用途地域以外の土地という土地があります。
市街化調整区域です。

ここも一般の住宅は建てられますが、市街化を抑制しようとする区域ですので土地によってはちょっとしたテクニックが必要です。

実は、私の自宅も市街化調整区域に建っています。
もちろん、申請をして許可をとってから家を建てましたが許可がおりるまで半年掛かりました。

一般の方にはあまりお勧め出来ませんので、建築士に相談してください。
もし、家が建てられるのなら、かなり土地代が安くなりますよ。

もうひとつお勧め出来ない理由は、この地域は規制が緩いのです。
危険物の貯蔵所、大きな騒音がするような工場など、風俗営業のような施設以外は建てられます。

仮にこの地域に気に入った分譲地があったとしましょう。
でもそこは、ファッションホテルを建てられる地域なのです。
ですから、住む場所としては、周りの環境も調べる必要があります。

さらに、避けておいた方がいい地域が他にもあります。
それは「環境保全地域」と呼ばれる所です。

ここは、がけ崩れや土砂崩れの危険を覚悟しなければいけません。

よほどこだわりがない限り止めたほうがいいでしょうね。

【地形】

どんな土地でも家は建てる事は出来ますが、やはり地形も気をつけるべきです。
まず、一般の分譲地は、住宅用地として整備していますので特に問題はありません。

ただ、それでもちょっと注意が必要です。

例えば、盛土して造成した土地は、地盤沈下などの問題があります。
造成してあるからと言って、地盤がしっかりしているとは限りません。

もし、大きな土留めで造成されている土地なら盛土(埋められた土)ですので、そのままの状態で家を建てるのは、危険です。

また、土地の形が悪いと、設計や施工の時にどうしても制約があり、建築時のコストアップにつながる場合があるのです。

その逆で形の悪い土地を安く購入して、敷地に合わせた家を設計するのも一つの方法です。
この場合は、設計力が必要になりますので、一般の不動産屋さん、ハウスメーカーでは難しいかも知れません。

周りの土地をよく見る事も大切です。

特に、周りに広い土地や、遊休地などがある場合は気をつけてくださいね。

例えば、そこにマンションが建ったり、分譲地になったりする場合があるからです。
そうなると、急に住宅密集地になり住環境が悪くなる場合があります。
ご注意ください。

 

【その3】不動産屋さんは教えてくれない土地選びのコツ
【その1】不動産屋さんは教えてくれない土地選びのコツ

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