自分の家が出来上がっていく様子を見るのは、とてもワクワクするものです。
でも、ご近所の方はどうでしょうか?
家が完成するまでは、4か月程の時間が必要です。その間は、工事車両が生活道路を通行しますし、 騒音や振動もあり、ご近所さんはかなり不快に感じる事でしょう。
私の近所でもハウスメーカーが家を建てていました。
現場は材料が整頓され、ゴミも袋にいれて分別されていましたが、職人さんの車は路上駐車され、その車のわきにはタバコの吸い殻が大量に放置されていました。
マナーの悪い職人を毎日見る事になるので、不満が貯まります。
ですから、私が毎朝の散歩の時にタバコの吸い殻を掃除していました。 監督さんに言おうと思いましたが、完成するまで一度もお会いする事が出来ず・・・・・。
実は、ご近所さんの不満を和らげる方法があります。
それは、工事着工前の近隣挨拶です!!
あなたが事前に挨拶をしてくれた。ただそれだけで、怒りや不満が和らぐことが多いのです。
新築の工事中は、どうしてもご近所さんに迷惑を掛けてしまいます。「お互い様」の気持ちは誰にでもありますが それに甘えず、自分たちを気遣って事前に挨拶にきてくれる事が嬉しく感じるのです。
挨拶のタイミングとしては、地鎮祭の日が良いと思います。そうすれば、住宅会社と一緒に挨拶に行けます。あなたが一人で行くよりも心強いですよね。それに、ご近所さんの負担も減らせますし、お話好きな方に長時間拘束されずに済みます。
どれくらいのご近所さんに挨拶をすればいいのでしょう?
よく言われるのが「向う三軒、両隣」ですが、私はもう少しお願いしています。出来れば、あなたの使う道路を通るご近所さんと、引越しした時に挨拶しておきたいご近所さんの両方お願いしたいです。
私は30件のご近所さんに挨拶廻りをしたこともありますよ。
挨拶の粗品は必要ありません。ご近所さんの興味は、「どんな人が住むことになるのだろう?」ですから、 あなたの笑顔があれば良いのです。
さて、最近は住宅会社がお施主さんとの近隣挨拶を一緒にするのを嫌う場合も多いようです。住宅会社だけで挨拶廻りをした方が簡単ですからね。
でも、あなたがご近所さんの立場だったらどうでしょうか? 「施主が来ないなんてありえない・・・。」と思うか 「業者だけの方が気楽。」と思うか もし、前者だとしたら着工前挨拶をして下さい。
住宅会社が反対したとしても、押し切ってくださいね。
あなたが住宅会社を選ぶときには、施主の挨拶に付き合ってくれるのか?も業者選びの判断基準にして下さいね。
良い住まいは、業者だけではなくあなたも一緒に創っていくものです。