新しい土地にお家を建てて住まう方は、
「ご近所の方はどんな方だろう?」
「早く近隣の方の名前を覚えて挨拶が交わせるようになりたい!」と思いますよね。
実は、その土地の近隣の方も同じことを考えていますよ。
「隣の土地が売りに出された。次はどんな方が住むのかな?」と。
ですが・・・近隣挨拶をする側にとっては、地図を見ながら何件先まで伺うか~なんて周到に準備をして行きますが、近隣挨拶を受ける側にとっては前触れの無い出来事に他なりませんよね。
急に来られてサササと挨拶をされても・・・突然の訪問で笑顔を保つのが精一杯で名前さえも聞き逃してしまう方も多いかもしれません。
せっかくやるなら!
今回は、有効な近隣挨拶のアイデアをご紹介します!
あくまでも一例ですが、私自身が実践したのが【近隣挨拶文】の作成です。
ご近隣の皆様へ
工事着工のご挨拶
はじめまして。●●(施主氏名)と申します。 この度、○○町▲▲-▲▲番地の建物のリノベーションを行い住まわせて頂くこととなりました。 工事中は何かとご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、何卒ご協力を賜りますようご挨拶を申し上げます。 工事期間並びにお問い合わせは下記の通りです。 今後とも宜しくお願い致します。
・工事期間 ◎月◎日~◎月◎日予定 ※天候により順延する場合が御座います。 ・問合せ先 ■■建設㈱ TEL(000)000-0000
平成△年△月△日 ●● 太郎 |
この時は、淡いグリーンの無地のハガキに。
これは、施主の立場から戸建て住宅のリフォーム工事スタート前に書いた近隣挨拶文の例文です。
これを持ってご挨拶に行けば、確実に顔と名前は覚えて頂けますよね!少しビジネスライクではありますが、誠意もお伝えできるのではないでしょうか?
更に、この挨拶文のポイントは、施主の名前の他に、工事期間、建設会社の名前と連絡先を記載すること。基本的には工事期間の事柄は建設会社が責任を持って対応するものですので、工事期間中に何かあれば問い合わせ窓口が明確になっているという点も、近隣の方への配慮のひとつになると思います。
残念ながら建築工事というものは、音がうるさい、汚い(ほこり、雑然とした感じ)、臭い、駐車のマナーがなっていない等の悪いイメージが付きまとうため、事前にきちんとした近隣挨拶を行えば、工事期間の悪いイメージがそのまま施主に対してのイメージになることは避けられるのではないでしょうか。
工事前の近隣挨拶は、かなり重要ですよ!
私も建築家としてクライアントの近隣挨拶に同行することも多いのですが、質問が多いのは、「手土産はどのようなものが良いのか?」、「手ぶらでも良いの?」という点です。その地域の習慣などによって違うため、答えはひとつではありませんよね。
私が活動するエリアであれば、数百円~千円程度の日持ちのするお菓子などが良いのではないかとアドバイスをさせて頂いていますが、伺う件数が多いとチョット負担になってしまいますよね・・・