登記には表示登記と保存登記というものがあります。表示登記は新規の不動産について基本的な情報を示すために行います。なので、基本的には新規に発生することのない土地というものには表示登記という概念がありません。
土地を分筆することで新しい区割りが発生した場合は、分筆登記をします。
また、保存登記とは不動産についての所有権を示すために行います。
ローンなどで融資を受ける場合はこの部分に明記されます。土地や建物は所有権を共有することが認められています。土地購入や建物建設の際、資金提供者が複数いると不動産の所有権は共有となります。
その際それぞれの資金について夫婦間で共同で支出している場合、不動産の名義はその額に合わせた割合で共有となります。
このように資金の按分と共有の割合を一致させないと贈与が発生することになりますので気をつけましょう。
また共有名義にする場合は工事請負契約書や確認申請の申請も連名にしておくと、登記の段階での申請がスムーズになります。また手続き費用も10数万円かかりますので建設の際に必要な資金として確保しておきましょう。