憧れのステンレスキッチン、業務用キッチンを手に入れて最高の気分でキッチンライフを満喫しているアナタ!使い込んでいくうちに、「水染み?頑固な水垢(アカ)が取れない!」、「サビが出てきた!」と、お悩みではないでしょうか?皆さんは、【ステンレスは錆びないし、メンテナンスもいらない素材だ】と思っていらっしゃいませんか?
実は、ステンレスは「錆びにくい」という素材ではありますが、下記のような条件下の中にあれば錆びてしまうことがあります。
サビは連鎖するという特徴 |
例えば、缶詰などの「鉄素材」を長時間、直にステンレスに接していると、缶詰に発生したサビがステンレスに付着しサビが増大するケースがあります。 |
薬品をそのまま付着させておくと化学反応でサビや変色が発生する |
例えば、食器洗い洗剤が溶け込んだ水がはねたまま放置する、食べ残しが付着していた、排水溝ぬめり取り(塩素系)を設置して、塩素が溶け込んだ水がはねてしまった。こういったケースで知らず知らずにサビが増えていくケースもあります。 |
海の近く、潮風に晒される場所にあると錆びる |
潮風がなくても、土の中に塩分が多く含まれているような場所に設置されている場合も同様です。 |
逆に言えば、下記の条件に当てはめなければサビを防ぐことが出来るのですから、悲観的にならないでくださいね。
ステンレスの素材には、ザックリとSUS304とSUS430という2種類があります。SUS304は、SUS430と比較すると錆び難い素材です。しかし高価です。一見すると違いは判りませんが、磁石を近づけると「くっ付く」のがSUS430。このSUS430が錆び易い理由は、その磁気でサビの因子を引き付ける性質からなるのです。
ただ、SUS430はマグネットを付けられるので、その性質も使う場所によって良い方に作用するので、ユーザーが使い分けることが必要ですね。
これからステンレスキッチンをご検討の皆さんは、ステンレスの素材にも着目してみてはいかがでしょうか?
そして、水染みと水垢は、水が付着したまま放置すれば付いてしまうのが実情です。キッチンカウンターで採用される代表的な「ステンレス」と「人造大理石」ですが、どちらも同じです。ただ、ホワイトや柄のある人造大理石のカウンターだと「目立ち難い」面から、気にならないのだと思いますよ。よく、「水拭きをしてから乾いた布で拭いてください」なんて言われることもありますが、毎日、何回も使うキッチンに、そんなナーバスなことやってられませんよね。
普段は「固く絞った綺麗な布巾で綺麗にする」という感じで良いと思います。
では、お使いのステンレスキッチンにサビや水染み、水垢がついてしまったら。
サビが発生してしまっても早期に発見できればご家庭で綺麗にできますので諦めないでくださいね。
まず、メンテナンスを行う前に準備する物は、
・激落ちキング(ドイツ発の新素材スポンジ)
・クリームクレンザー(「ジフ」といえばピンとくるかな?)
・キッチンペーパー(破けずしっかりしたもの)
・不織布たわし(3Mのスッコチブライトがポピュラーです)
・綺麗な布巾
メンテナンスの工程は、
① |
激落ちキングで擦ってみます。 |
② |
それでも落ちない部分は・・・ キッチンペーパーにクリームクレンザーを適量とり、気になる部分を擦ります。 |
③ |
更に頑固な部分には・・・ 不織布たわしで擦ってください。 |
③の不織布たわしを使用する際には、ステンレスを少し削る行為にあたるので、必要以上に擦らない、ヘアライン等の表面仕上げの方向に沿ってたわしを動かす、などのポイントがありますのでご注意くださいね。
最後は、固く絞った綺麗な布巾でクリナーや汚れを拭き取って終わりです。かなり綺麗になりますのでお試しください!
素材の深くまでサビが進行している場合は、専門業者にお任せしましょう。専用の機械を持っていますよ。
実はステンレスとは、メンテナンス・フリーではない素材ですが、長く愛され、業務用キッチンの素材として採用されるには理由があります。
それは、上記のお手入れをすることによって、新品のような艶を取り戻すことができるからです。
業務用キッチンの中古市場が活発なのもステンレスだから、リサイクル可能で地球に優しい素材といえます。
ステンレス素材の特徴を理解して、定期的なメンテナンスで、ステンレスキッチン、業務用キッチンを快適に!ストレス・フリーでキッチンライフを楽しんでくださいね♪