まずは採光及び換気の問題があります。排気ガスを発生させる車がある以上、特に換気については機械式のものも含めて考慮する必要があります。

次に車庫内部の仕上げについても配慮する必要があります。これは建築基準法でも定められていることなのですが、ガソリンと言う可燃物を搭載した車両を保管しておく車庫については内部の仕上げにに防火の制限がかかります。

安価な仕上げとして、プラスターボードやシージングボードと言うものがありますが、特に趣味部屋として車庫を使う場合は後から棚や収納を壁面に増設する可能性も含めて考えておく必要があります。

また、防音、防寒対策として断熱材を壁面に施工することも車庫の価値を高めることになります。

カーポートなど、屋根だけの駐車スペースに比べて外観を構成する要素にもなるので、設計の最初の段階で車庫については相談しておく方が良いでしょう。