次に考えられるのは「防犯」のバリア。
老後の生活の心配事のひとつとしてあげられる防犯。窓の開け閉めまで管理される警備会社に頼るのではなく、面格子や通風シャッターなどで通風や採光を確保しながらも防犯ができる開口部となるように工夫をしましょう。
防犯と並ぶ関心として火災の予防ということが考えられます。
IH調理器を使うことで「火災の心配」というバリアがなくなります。
それから、こんなバリアもあります。
家を小さくすることでそれは無くなります。
「掃除」です。ふたりだけの生活であれば必要なスペースも限られます。無駄に大きな家ではなく、隅々にまで目が行きとどく、こじんまりとした家が良いでしょう。そのことは結果的に防犯や火災の予防にもつながります。
老後に暮らしやすい家とは、「床の小さな段差」程度のストレスに気を配るように全体を計画することで、初めて実現するものだと思います。