バリアフリーという言葉はもう皆さんご存知のことでしょう。
特に老後の生活を念頭に家づくりを考えられている方にとっては大きな関心事のひとつと思われます。そしてバリアフリーとは「床の段差をなくすこと」であると認識されている方が多いのではないでしょうか。
部屋と廊下の段差、玄関の段差、車椅子を利用するのであれば外部のポーチにもスロープをつけることを検討することでしょう。
ですが老後の暮らしにおいて、家の中で居住者にとってバリアになるものは何も床の段差だけではありません。
それは例えば「温熱環境」のバリア。
冬場に暖かく暖房された居間から一方廊下に出るとものすごく寒い。タイル貼りのお風呂やトイレならなおさらです。そのようなことにならないためには、断熱材が大きな役割を果たします。家の中の空気の温度が一定になるように、間仕切りをなるべく少なくし、断熱材を十分施工しましょう。