如何でしょうご納得いただけましたか?
このように比較するとマンションの方が外気に接する面積が少なく、その分熱効率もいい事がお分かりになると思います。実際、私のこれまでの経験でもそうですが、冬に戸建住宅のお宅にお邪魔した時に感じる寒さは予想以上です。また、その反対に我が家に客人を迎えた時、ほぼ暖房が要らない状況も珍しくなく、これほど快適なのかとうらやましがられています。
なお、夏場はコンクリートが蓄熱体となってしまい、部屋によっては夜間寝づらい事などあるかもしれません。しかしそれでも年間を通した過ごしやすさはマンションの方が上ではないでしょうか。この他考えられる点では、階段がなく1つの階で住める効率の良さや、眺望、耐震、防火、防犯、防音性能、そして共用施設の充実などがマンションの良さと考えられます。
古来より住宅に求められる一番大切な機能として、雨風をしのぐ事があげられますが、現在では雨風をしのぐ事は当然の事となり、より快適に過ごせる住環境が望まれています。その点、マンションはとても合理的な建物ではないかと思います。
以上、第一回目の今回はマンションの良い点についてご説明致しました。 次回は、マンションが戸建住宅に比べて劣っている点についてお話し致します。
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