住宅[373]

成功させる!リフォームのコツ

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執筆者:越野 かおる

リフォームを取り上げるテレビ番組や、リフォームにテーマを絞った雑誌や情報が、たいへん人気です。劇的なビフォー・アフターの様子を目の当たりにして、「もしかして我が家も・・・」と夢が膨らみますよね。

そんなたくさんのリフォームに関する情報が飛び交っているのに、「リフォームを成功させるコツ」なんてあまり見受けられません。今回は、リフォームを成功させるコツや後悔しないリフォームを行うためのポイントです!
 
まず、リフォームと言っても壁の張り替えだけだったり、キッチンや水廻り機器の入れ替えや、はたまた大規模なスケルトン・リフォームなど様々な工事内容がありますが、「成功させるコツ」として共通していることは、良い担当者にお願いすること!これに尽きると思います。

あえて「担当者」としたのは、同じ会社でも担当者によって満足度が違ってくるので、会社だけの評判だけで判断するのはNGです。ご自分で担当者を見極める作業が必要なのですよ。「この人なら大丈夫!」と思える担当者に出会えれば、今回のリフォームの7割以上は成功していると言えます。
 
リフォーム工事でのクレームで最も多いのは、下記の4点です。

・  イメージと違った、出来上がりに不満
・  なんの前触れもなく最後に追加料金を請求された
・  工事スケジュールが滅茶苦茶で予定通り終わらなかった
・  工事中、施工業者の近隣への配慮や対応が悪かった

私から見れば、どれも事前に防げる問題です。

そもそも施主と担当者(業者)の間のコミュニケーション不足であることが明白です。打合せの回数を納得いくまで行ったり、追加金額や工事スケジュールも事前連絡で理解を得れたはずです。近隣の配慮や対応が悪いのは、業者の資質の問題ですから、はじめからそういったところに頼まないことですね。
 
では、どこへ我が家のリフォームをお願いしたら良いのか。

前述から、良い担当者のいるところ、ということは第一条件になるのですが、リフォームだからリフォーム業者に頼んだ方が良いかというと、そうではありません。デザイン料は別途かかってしまいますが建築家に依頼するケース、新築なども手掛ける建築会社(工務店)にお願いするという選択枠もあるのです。

それは、リフォーム工事でも新築と同様に建物の構造や建築学的な事柄を考慮しなくてはならないため、「建築の専門家」に依頼するのがベストです。リフォーム専門業者の中には建設業許可を取得していない会社もあり、建築的な技術や知識を兼ね備えているかの見極めが必要です。せっかく大金を出してリフォームを行うのであれば、時間をかけて何件かの業者から話を聞くのも良いかもしれませんね。

チェック項目として大切なのは、下記の6点です。

・  センスが施主のイメージと合うこと
・  リフォームに限らず建築の知識が豊富であること
・  リフォームや建築の技術力があること
・  リフォームの経験が豊富であること
・  アフターサービスが良いところ
・  工事価格が適正であること(安過ぎもよくない)

リフォーム工事の内容にもよりますが、建築家も新築を扱う建築会社(工務店)も意外と快く相談にのってくれますよ。
 
リフォームは、愛着のある我が家をライフスタイルの変化に合わせてより住まい易くし、より長く住めるようにする工夫です。「新築する」という選択もありますが、「リフォーム」は、部分的な工事で費用を抑えながら理想の住まいを実現し易いというメリットがあります。

これからリフォームをご検討される皆さんは、是非、参考にしてください。

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住宅総合ランキング2024/11/24 更新

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