私が相談を受ける場合、相談者は、ず~と話し続けます。
これまでの不満や苦労や不安
どうして、リフォームしたいのか?
なぜ、新築なのか?
家族の事、趣味の事、会社の事、将来の事・・・・・
相談を通して、ご主人・奥さんに自分の考えや思いを伝えているかのようです。つまり、ご夫婦とはいえ伝えきれていないし、気づいていない事が多いのです。
そこで、一つ覚えておいて頂きたい事があります。
一つ屋根の下で暮らす家族の事です。
ご両親・ご夫婦・お子さん・・・・
家族だからと言って、皆が同じ考えや思いではありません。
ご夫婦でも、同じではありません。結婚する前の受けた教育・体験・しつけ・環境・・・・と全て違います。つまり、価値観は同じではないのです。住まいづくりは、家族の価値観をすり合わせる良い機会です。そして、家づくりにおいてとても大切な事です。ご家族の価値観を話しあい、確認しあう事で今までよりも、もっと仲良く幸せになります。家づくりの最初に行う大切なプロセスです。
その価値観に合った家づくりの方法を選べばよいのではないでしょうか?
それが、リフォームか新築かは、ご家族で決める必要があります。
でも、この様なお話は、ほとんどの営業マンはしません。どうしてだと思いますか?
それは・・・・分かりにくいからです。お客さんに理解してもらえないから、営業しにくいのです。それよりも、断熱の話しや耐震の話しや設備の話しをした方が楽しいし、分かりやすいし、お客さんの反応も良いので仕方ありません。
大切な事ですので、ショールームや住宅展示場や相談会に出かける前に必ずご家族で話し合ってください。