幼稚園や保育園に入園したその日から、ママとは離れて初めての集団生活に入っていきます。
毎日の園生活の中で子供がなかなか慣れなかったり、楽しめてなさそうだったり、ママはとっても心配になりますよね。 よく聞くママたちの、うちの子供のこんな行動は大丈夫??といった声の解決策をお伝えします。
園では先生が子供の個性に合わせてみてくれてはいますが、マンツーマンでの対応は難しいです。
絵を描く時間があったり、外遊びの時間があったり、お片付けの時間があったり、園では時間の中でさまざまな活動を行いますが、いつもぼーっとしていたり、外に行っても座ってなにもしなかったりするお子さんは、自分から何をすればいいのか何がしたいのかわからないでいる場合が多いです。
ママがいなくて人見知りで何もできないこととは違います。やりたいのに人見知りで何もできない子供は慣れれば意欲的になれます。
問題なのは、やる気がでない、何をしたいのかわからない子供です。そのような悩みがあるママに質問です。ママが子供に対して、あれをしなさい、こうしなさい、と常に先回りして過干渉になってはいませんか?
ママの過干渉や先回りの行動が、子供の自主性や探求心がなくなる傾向があります。そうなると自分に自信が持てずに何かをやりたいと思う意欲も失われます。
まだ3歳くらいの小さな子供には自由な気持ちが大切です。自分のすることは自分で決めているという思いを持たせてあげることが自信へとつながり、何かをする意欲がわくのです。
ママになにもしないでといっているのではなく、誘導は必要ですが、言葉のかけ方などを工夫して子供自身が自分で決めた!と思ってもらえるようにするとだんだん活動的になってきます。
誰とも遊んでいないと聞くと、園での様子がわからないママにとっては、うちの子が仲間外れにあっているのでは?と心配になりますよね。
この時期、心配することはありません。人見知りする子供も多いですし、初めていろいろな友達と同じ空間にいるのですからしかたのないことです。 そのうちに「いれて」「いいよ」「だめよ」「かして」「あとで」などの言葉や言うタイミングも覚えます。
まだ自分中心の考え方が基本な時期ですから、入れてといってもかしてといっても駄目といってしまうことも多いです。しかし、世の中、否定されたり受け入れられたりの繰り返しです。この時期のこの経験から、友達作りやコミュニケーションの取り方、思いやりの心などを育てていくのです。
先生も様子を見ながら、仲間にはいれるように促してくれるので、先生の行動をみてマネして仲間に入れることができるようにもなります。 また、まだまだ誰にも邪魔されずに自分の好きな世界で一人で遊びたい時期でもあるということも覚えておいてください。 まずは一人遊びができてこそみんなで遊べるようになりますから。
集団生活では自分勝手でない子供のほうが親としては安心ですが、「いや」「やめて」が言えるような自己主張できる子供になってもらいたいですよね。なぜなら、将来、いろいろな友人や人との交わりの中で、悪い遊びに誘われたときにはっきり「NO!」と言えないと犯罪に巻き込まれるからです。
大事なのが「自信です」 大好きなママやパパはいつも自分の味方であることやママやパパは自分のことが大好きということを自覚できていたり、園には守ってくれる先生がいるから安心できるとお子さんが思えれば、それらが自信へつながります。
自分は大切にされている、愛されているという思いを持たせてあげると自信につながってはっきり自己主張できる子供に育っていきます。
なので、家庭でママやパパが言ったことに対して「いや!」「ダメ!」といっても、言うことをきかないとすぐに叱るのではなく、 まずは自己主張できたことを認めてあげましょう。 そのあとで、ダメなことはダメなので言い聞かせましょう。
園ではおむつが取れずに入学している子供は半分くらいいます。最近のおむつはさらっとしているので不快感があまりないためでしょう。また、膀胱機能が未熟、ママがおむつ取れなくて焦っていることがプレッシャーになっているなどの問題もあります。園では毎日同じ時間ごとにトイレタイムがありますから焦らずに様子をみましょう。
回りがパンツだと自分から頑張ろうという気にもなります。家庭では思い切って春から夏にむけ、パンツで過ごすことをしてみましょう。漏らすと気持ち悪いと思わせましょう。1回でももらさなかったら褒められると次は頑張ろうという気持ちになります。
小学生までに取るというくらいの余裕ある心で見守りましょう。全国をみると意外ととれていない子は多いですからご安心を。