お母さんやお父さんも一人の人間です。 子育て中にイライラしたり、どうしていいか分からなくなることは多々ありますよね。
また、お子さんが悪いことをした場合に「叱る」ということをしなければなりません。 でもこの叱り方によっては、子供には全然伝わらなく、むしろ怖いだけという ことがあるので要注意です。
生まれてから何年も経っていない子供さん、そして生まれてから数十年の 保護者の方とは経験値が違うのは当然です。
大人の頭の中で「これはしてはいけないこと」と思っていることも、 子供の頭の中では理解できないまま行ってしまうことが多々あります。
そんな時に「叱る」という行動を親がすることになるでしょう。
ただ、叱る時にはまだ心の成長が出来ておらず理解力に乏しい子供に、 分かりやすく的確に注意してあげる必要があります。 子供によっては注意を受けている間に泣き出してしまうこともあるでしょう。
そんな時に、ついやってしまいがちなのが「感情的に怒る」ことです。 感情的な子供に対して、親が感情的に怒ってしまうパターンです。 親が感情的に怒る場合は「どうして分かってくれないの?」という イライラがあります。 ですから、「怒る」という時には「やめなさい!」「こうやりなさい!」というような、 親の命令が入ってしまうのです。
しかし、子供が成長していく上で大事なことは、 自分で善悪の判断をつけていくことです。 つまり、何か悪いことをしてしまった場合は「どうして悪かったのか?」ということや、 「こうすれば正しいのだ」という原因を教えてあげるのが親の役目とも言えます。
子供を叱る時は、親の感情で「子供を黙らせる」怒るということを しないように心がけましょう。
子供のしつけには「叱る」ことは欠かせないこととも言えます。 ただ、近年では「褒める」ことの重要性も注目されています。
叱ってばかりだと、子供にとっては何も響かないことが多いのです。
逆に褒められた子供の心はどんな感じなのでしょうか?
まず、親が自分の事を見ていてくれるという実感が湧きます。 子供にとって親は何よりの存在。 自分の行いを近くで見守ってくれる親がいると分かるだけで、 子供の安心感は増します。
そして、親に褒められたことは子供にとってより自信へと繋がります。 自分がしたことで親が褒めてくれると、 何度でも行ってその度に親に褒めてもらいたいと 感じるでしょう。
子供にとっては、自分の頑張りを認めてくれる親の言葉が何よりの励ましとなり、 また次へのステップとなります。
褒める場合も「えらいね」という言葉だけでなく 「あなたのこういう行いが、こういう風になったから偉いね」という 具合に、その流れ全体を褒めることを忘れずに。
また子供が何かをしてくれた時は小さなことでも「ありがとう」と言ってあげる ことも重要ですね。 親が「ありがとう」という言葉を発することで、子供も自然に周囲にありがとう と言える子供になります。
子育てに良いと言われることでも、叱ってばかり、褒めてばかりというのはお勧めしません。 理想としては1回叱ったら3回褒めるという具合がいいでしょう。
厳密に考えなくてもいいですが、褒める方を多くしてあげて下さい。
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