教育[725]

【絵本のチカラ】子どもの言葉遣いと親の家での会話

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執筆者:立石 美津子
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ところで、こんな言葉を家庭内で使っていますか?
 
「5月になり緑が濃くなってきたね」
「やっと春らしい匂いがしてきたね」
「コートが手ばなせないね。冬まっ盛りだね」
「底冷えするね。今夜は温かくして寝ないとね」
「小鳥のさえずりが聞こえてきたね」

「ガーン!我が家はダメだ~こんな会話子どもとしていない!」とショックを受けてしまった方。安心してください。どんな酷い貧弱な言語環境でも絵本さえ読んでいれば大丈夫です。

「美しいお姫様が眠っていました」
「突然、穴に落ちてしまいました」
「恐ろしい鬼が走ってきました」
 
など形容詞・副詞も絵本ではよく使われています。「ところが」「美しい」と子どもと会話する親はまずいません。絵本の中には親が使わない言葉がふんだんに使われているので読み聞かせを通して子どもの語彙数を増やすことが出来ます。絵本を読んでもらうことにより、本の中に使われている言葉を自分の言葉にしていきます。「突然、犬が出てきたのでびっくりしちゃった」と使ったりします。 

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