教育[725]

自分のことを気にかけてくれる人の存在とは

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執筆者:中田 雅敏
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内閣府では2010年に『国と地方が連携・協力して、社会全体で子育てと教育を支えるという機運を盛り上げる』そんな宣言をしています。

具体的には、子どもを主人公と見て子どもを大切にする社会づくりを推進し、子どもは社会の希望であり、未来の力であるため、

「子どもの笑顔があふれる社会を作ることを目標に、家族や親だけが子育てを担うのではなく、社会全体で子どもを守り、子育てを支援していくことを重要視し、国、地方、企業、職域、地域、NPO、家庭、個人、全てが子どもを見守っていく」

という運動をしています。

ところでいくら子どもをあらゆる立場から大切にしても、親が子どもを持つ理由、或いは親と子どもの関係において親がどう変わっていくことができるのかを明確にしなければ現状の諸問題に左右されてしまいます。

子どもをもつことに対する大人の回答で最も多いのは「子どもは愛情を注ぐ対象であり、家庭を明るく楽しくする」と男女とも言っています。

つまり「気にかけてくれる人」はどこにでもいるということです。

子どもを大切に思わない社会は衰滅し、国家は滅びます。なぜなら子どもがいることで、家庭、社会、地域や国家は「精神的な充足」を得られるからです。家庭内の様々な問題、社会で起こる事件に子どもが関わっていることに「親子や夫婦の関係性が重要な役割」を果たしているからです。

家庭、地域、社会、国家は「子どもの人間関係と人格形成」に大きな影響を与えているからなのです。

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教育総合ランキング2024/11/26 更新

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