先生側の気持ちの中に「自分が責任を負いたくない」「トラブルを起こしたくない」「親からクレームを受けたくない」という思いもありますが、幼稚園、保育園がその役割なのに飛び越えて余計なことを言ってはならないという決まりがあるからです。
現実、その役割を担っている幼稚園・保育園。口ごもっています。
保育所保育指針第4章にも「子どもに発達上の問題が見られる場合には・・・・家庭や関連機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど適切な対応を図ること」とされていますが、その表記があまりにも曖昧なため動こうとはしない現場・・・
ですから誰も言いませんでした。
業を煮やした私。自分は医師でも大学教授でもないので診断名を口にすることは出来ませんでしたが、ギリギリこう言いました。
「お子さんの行動で気になるところがあります。こだわりが強くそれが崩されるととても不安定になります。授業中、席についていられないこともしばしば・・・・一度、専門の機関を・・・・」
まだ全部言い終わっていないのにも関わらず畳み込むように保護者が放った言葉。