教育[725]

「勉強ができるから大丈夫」と思うことで見逃してしまう真実

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執筆者:立石 美津子
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授業中、あるべきところにあるべきものがないと不安になりパニックを起こす子どもがいました。 黒板に貼ってあるカレンダーの位置がずれている。磁石が定位置に貼っていない等々

行事のためいつもの教室が使えません。別教室で授業。不安で仕方がない様子。自分の腕を噛み髪の毛を抜く行為が始まりました。
 
その態度は明らかに通常とは異なる発達の仕方・・・

「自閉症ではないか・・・」と私は直感しました。

いち塾の講師である私は医師ではないですし、毎日子どもを預かる幼稚園や保育園の先生ではありません。だから進言することは越権行為と思い憚られます。
 
子どものことを思えば「お母様、明らかにおかしいです。一度、専門機関を受診されてはどうでしょうか?」と言った方が良いのでしょうが、保護者から「先生、うちの子、少し発達が気になるところがあります。先生はどうお感じになりますか?」の相談がない限り口が裂けても言えない一言です。

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