こんにちは。『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子です。
あとわずかで4月ですね。ピカピカの小学1年生になる我が子にそろそろ学用品を揃える家庭もあると思います。でも、子どもが喜ぶからと言ってキャラクターが満載の筆箱や鉛筆を用意すると、肝心の勉強に集中できなくなってしまうことがあります。
今日は、道具をそろえるときのポイントについてお伝えしたいと思います
鉛筆は黒板の文字を写したり、文字や計算をするとき使います。疲れることなくスラスラ書けるものがよいです。ですから安価なものは避けましょう。
キッチン用品やメイク用品を割高な店で買うのではなく、100円ショップで買う人もいますが、鉛筆はたとえ100円ショップで買うとしても高いものにしましょう。5本入り100円のものは子どもには書くとガリガリしてしまって書きにくいです。
三菱ユニやトンボのMONO鉛筆は一本100円くらいしますがとても書きやすいです。「たかが鉛筆に100円!」と感じるかもしれませんが、150円の自販機のペットボトルよりも安いです。
ウーロン茶は一気に飲んでしまうとあっという間になくなりますが、鉛筆は1年間はもちます。月に換算すれば月額10円にも満たないです。そう考えると安くありませんか。
芯は力をあまり入れなくても書ける2Bや3Bがベストです。
動物や車の形をした面白消しゴム、イチゴやレモンやカレーの匂いがする香り消しゴムはうまく消すことが出来ません。また、気が散ってしまいます。消しゴムはよく消える白いシンプルなものを選びましょう。
漫画が書いてあったり、あちらこちらが開いて飛び出したりするタイプのものは、学校で勉強するとき子どもの集中を邪魔する原因になったりします。5月に行われる授業参観に行ったら、子どもが黒板を見ないで筆箱のあちこちを開けたり閉めたりしている状態になるかもしれません。周りのお友達も気になってしまいます。
もし、学習机を買う場合はキャラクターの絵や子どもっぽいものは避けましょう。6歳で買った机を中学生、高校生になっても使うケースも多いです。長い期間使うものは、流行りすたりのないシンプルなものがよいでしょう。
また、机の上には本や飾り物を色々おかず、その都度、必要な教科書、ノート、筆記用具だけを出すようにした方が他の物に目が奪われず集中して勉強できますよ。
椅子も回転するものはクルッと回って後ろの物を簡単に取れて便利な気がしますが、使う頻度は少ないです。背面の物を取りたいときは身体を動かせば済むことです。それにクルクル回って遊んでしまうかもしれません。食卓の椅子のような固定されたものがよいでしょう。
更に背もたれがない方が背中がグニャッとならないのでよかったりします。
たかが道具、されど道具です。 給食セットの巾着やハンカチや髪留めは子どもの好きなキャラクターが付いていたり、キラキラしているものでもいいのですが、勉強道具は肝心な学習に集中できるように出来るだけシンプルなものを選びましょうね。
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