教育[725]

お受験塾に通わせるときの大切な心構え

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執筆者:立石 美津子
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いい小学校に入学させて
   ↓
中学・高校・大学とエスカレーター式に進んで
   ↓
いい会社に就職させて
   ↓
よい結婚をして幸せになる
 
こんな“未来予想図”を持ちながら、子どもが6歳になってからの入学先として○○付属小学校の受験に臨むお母さん。
 
でも、やってはならないこと。

それは苦痛の中で学習させること。お行儀をよくすることもプリント学習や積み木やパズルの課題も嫌々やらせてはなりません。
 
さて、保育士資格取得のための国家試験によくでる保育所保育士指針の一文。
 
“保育所は子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場である。このため保育所の保育は、子どもの現在をもっともよく生き、望ましい未来を作りだす力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなくてはならない”
 
現在、今のこの一瞬、幸せを感じる毎日の積み重ねが幸せな将来につながることを示した一文です。幸せとはいい学校に入学すること。給料をたくさんもらうこと。よい結婚をしたことの事実ではなく、脳がそれをどうとらえるかです。

コップに水が半分入った状態を「まだ半分もある」と捉える人と「もう半分しかない」と捉える人、事実は“コップに水が半分入っている”ということだけなのですが捉え方は様々。
 
通勤電車が遅延して遅刻「ついていない」と口走る人。「ああ、事故に巻き込まれなくてよかった」と思う人。
 
早期癌が見つかって「もう、死ぬんだ」と思う人「早く見つかってホッとする人」

千差万別です。

将来のためにしんどい訓練を受けさせると、いい学校に入っても本人が楽しめない、それなりの給料をもらっても「まだ足りない。○○さんはこんだけもらっているのに」と不平不満・・・幸せを手に入れるために苦労して勉強して来ても目的達成しても満足が得られなくなります。

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教育総合ランキング2024/11/22 更新

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