■肥料だけをやる
「これこれこういう職業についてほしい」とレールを引かないこと。
子どもが自由に職業を選択できるように色々な力をつけてやるのが子育て。
たいていの人は「歌手になりたいけれど音感がないからダメ」「通訳になりたいが英語力がないからダメ」「運動選手になりたいが体力続かないからダメ」など諦めて引き算していくしかないのです。そうならないためには様々な教育的環境を与えておくこと。肥料だけをせっせとやって、芽は引っ張らないことです。
■絵本の読み聞かせをしている
プリント学習させることに多くの時間を作り、絵本をあまり読んでやっていない家庭があります。プリントに慣れさせておくと確かに受験対策や知能検査でよい点数がでますが、土台が出来ている訳ではありません。
人に自分の考えを伝えるにしろ、作文を書くにしろ、全部、頭の中にある言葉(=内言)を使って人間は思考しています。成功する人は間違いなく語彙数が豊か、その語彙は読書から得るものです。読書するようになるには「本が楽しい」という体験をしていること。
必要に応じて受験対策もしなくてはなりませんが、絵本の読み聞かせは欠かさずやりましょう。
■疲れさせない
小さいうちから英語、体操、音楽、お絵描きと毎日毎日、スケジュールがいっぱいの子どもがいます。本人が喜んでやっているのならばOK。でも子どもが嫌がっていたり、疲れているのならば減らす勇気を持ちましょう。長い目で見るとプラスになりますよ。
脳は喜んで取り組んだもんはドンドン吸収していきます。天才児を育てた(と言われる)ママたちは脳の喜ばせ方を心得ています。親がやらせることに夢中になるのではなく、子ども自身が夢中になるように導いてくださいね。