教育[725]

今年もやってきた就学時健診

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執筆者:立石 美津子
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「お薦めします」というアドバイスの形、強制的な命令ではありません。だから、言葉尻を捉えて「親の選択権があるんだ」と思い無理やり普通学級へ入学した子どもの姿を想像してみてください。
 
親のプライドから何がなんでも普通学級と入学させられる。

わからない授業に45分間、1日何コマも着席しなくてはならない毎日が続く。

席を立ち何度も叱られる。

集中出来ないので学力が低下する。達成感を味わえない。

友達が作れない。苛められる。楽しくない学校生活不登校に……

子どもに合っていない学校へ進学してしまったツケは大きいです。思春期以降、鬱、リストカット、他害、精神疾患と言った元々起こっていなかった二つ目の障害“二次障害”で親子とも苦しむことに。
 
「とりあえず普通学級に通わせて、それで付いていけなければ特別支援学級に転校しよう」と考える人がいます。しかし、これはよくない選択。何故なら、子どもにとっての1年は大人の10年分くらい大きな意味を持つからです。1日1日、一瞬一瞬がとても大切です。様子を見てるうちにドンドン別の問題が出てきます。

人生は連続です。「様子を見よう」「小学校に行けば何とかなるかも」「個性的なだけ」と先送りしてはいけません。将来を見据えてその特性にあった子育てに切り替えましょう。

ママ友に泣きついても、人間関係を悪くしたくないので「就学時健診の担当の人、酷いこと言うね」「個性の一つなのにね」としか言ってくれません。本当のことを愛を持って進言してくれる人にちょっと耳を傾けてみませんか。

過去に詳しく書いておりますのでこちらも参考にしてくださいね。過去記事【事前に知っておきたい就学時検診のこと】

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教育総合ランキング2024/11/22 更新

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