子育てをしていると、ついついあれもこれも先回りしてやってしまっているママも多いですよね?
まだできないから、、、時間がないからつい、、、失敗するのが見てられなくて、、、といろいろな理由からついついなんでもママやパパがやってしまう。やらせようと思いつつもやってしまいますよね。
でも、将来自分の子供たちにはしっかりと自立してもらいたいですよね?自立して一人で考えて解決できる能力、つまり「生き抜く力」をつけてもらいたいですよね!
幼い我が子が「生き抜く力」を身に付けるには「お手伝い」がとっても効果的です。
【お手伝いを通じて何が学べるか身に付くか】
お手伝いは将来自分で自分の身の周りができるようになって自立するために、掃除や洗濯、料理など家の様々なことを身体を使って覚えていくための準備です。
お手伝いをしながら子供は、 自分自身のことをする、 頭で考えるだけでなく実際に体を動かす、 自分のことだけではなく、他の人のお役に立つ、 ということを身に付けていけるのです。これらは一人の一人前の人間として生きていくために必要な力です。
お手伝いをさせると、時間もかかるし、うまくできないし、大人になってからやることだから今はやらせなくていいなんて思っているママパパ、それは間違いです。
頭でわかっていることと実際に体を使ってやってみて出来ることは違います。
料理の本を沢山読んでレシピは覚えても実際に料理が上手に出来るのとは違いますよね。自立の為に必要な家のお仕事も同じです。小さなときからお手伝いを通じて、当たり前のように自然な動きで身体にしみこませていくことが大切なのです。
【何をお手伝いさせればいいのか】
家の中にはたーくさんお仕事があるので、何も新たに子供用に仕事を作る必要はありません。
おやつや食事の時にみんなの分のスプーンを並べてもらう。 テーブルを拭いてもらう。 洗濯ものを洗濯籠に入れてもらう。 など身近なことでいくつも小さい子供から大きな子供まで手伝えるものはあります。
ポイントは、やったものを細かくチェックしてもう少し○○してとか仕上がりを厳しく評価しないことです。もちろん少しずつ、今度はこういう風に出来るかな~とさりげなく上達させるように促すことは必要ですが、子供はやっていくうちにママを見ていればおんなじようにやるようになります。
むしろたまにしか手伝わないパパよりも仕上がりもお手伝いのタイミングもよくなりますから大丈夫です。これも毎日観察している五感を使いながら感じとり、実際体で動いてお手伝いをしているからですね。
【お手伝いしたらご褒美をあげるべきかどうか】
ご褒美に関して全くダメではありませんが、小学生になるとご褒美イコールおこずかいと発展してしまいがちですよね。
ママやパパが強い一括した信念を持って子供がどのくらいの成果を上げたらおこずかいをあげるという風にブレがなければ良いのですが難しいですよね。おこずかいをくれないならやらない子供になってしまってはお手伝いの意味があまりありません。
もし、おこずかいやご褒美を上げなかったらどうなるか。最初からご褒美を上げなければ特にご褒美がないと動かないといったことにはあまりなりません。
必ず、手伝ってくれたことに感謝を持って本人に直接「ありがとう」「おかあさん助かったわ、またお願い」と声替えを忘れない事です。子供は勿論、大人も、本来誰かのお役に立ちたいものなのです。大好きなママやパパのお役に立ちたいのです。
それでも何か目に見えるご褒美がほしいというのなら、カレンダーや大きなボードにお手伝いをしたらシールを張るとか、シールを張った枚数に応じて、水族館へ連れてってあげるとか、そういったご褒美ならぜひとも取り入れたいものです。
このご褒美は子供のやる気をひきだしますし、楽しみながらお手伝いが出来るようになります。いくつシールが溜まったか数えることをするなど特に小さい子供はこれで数を覚えるきっかけにもなりますね! お手伝い、お勉強、遊びがくっついていますからとっても良いご褒美です。
お手伝いは常日頃からやらせておきたいものですが、ママはお手伝いにずっとつきあってあげられる時間は限られています。
もし、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒にお住まいならお手伝いを見守ってもらいましょう。
ママしか見る人がいなくても大丈夫。子供は夏休み、春休み、冬休み、沢山休みがあるので数十分お手伝いの時間を設けてはいかがでしょうか?
また、毎日ご飯を作っている間はテレビとなってしまいがち。この時間こそ、子供にママがお料理している間に洗濯物取り込んでもらうとか、出来れば一緒にできるお手伝いとして、野菜の皮むきや洗うことをやらせると会話も増えるしとっても良いです。
是非、この機会に面倒くさがらずお手伝いを始めてみませんか?
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2024/11/20 更新