[しつけ全般]【子どものモチベーション】添削しすぎない進んで取り組ませるコツ

【子どものモチベーション】添削しすぎない進んで取り組ませるコツ

2015/06/05

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添削ってありますよね。プリントに間違っている箇所が真っ赤に書いて直されているもの。あれです。

でも、人間は自分が一生懸命書いたものを真っ赤に直されると「さあ、今度は指摘されないように頑張ろう」とは思わないものです。

■ひらがな

子どもが一生懸命書いたひらがな。なんだかお化けのような乱れた文字。「ここをもっとこう書いてほしい」とつい手を加えたくなりますよね。

でも、この世に誕生してまだ4~5年しか経っていないのです。綺麗な整った文字が書けないのは当然のこと。字なんて書いているうちに上手になっていきます。

そして、直されれば直されるほど子どもはやる気を失っていきます。小学校の先生でも自分はそれほど書けないのに、まるで虫眼鏡を使っているかのように細かくチェックを入れる先生っていますよね。

添削する側は時間もかかりますし肩も凝ります。でも“労多くして益少なし”で子どもはちっとも喜んでいないのです。

間違っている文字よりも上手に書けている文字を選んで「この字が優勝ね」とか「この字ママのお気に入り」と花丸をつけてやると益々喜んで書くようになります。

■計算

算数も1+1=3で答えは間違っていても大きく×をしないで〇をつけないだけでいいんです。

また「答えは間違っているけれども数字がうまく書けているね」なんて言ってもいいでしょう。次に果敢に挑戦する意欲がわきます。

■躾

躾けも全く同じです。

こんな風にしていませんか。

・散らかしているときは「なんで散らかすの!片付けなさい!」と何度も叱る。でも片付いているときは特に何も言わない。

・食事をこぼしているときは「こぼさないで!床に落とさないで!」と注意する。こぼさないで食べているときは特に何も言わない。

・食事を残しているときは「なんで残すの!全部食べなさい!」と叱る。食べている物については特に何も言わない。

親の気持ちの中に“出来て当たり前”と思っていると褒め言葉は少なくなります。 “叱ることは無意識に出来ても褒めることはかなり意識しないと出来ない”のが世の親の常です。

でも文字の添削のように出来ていない事柄だけをピックアップされて指摘を受けてもやる気は起こらないものです。

「片付いているね」「綺麗に食べているね」「少しは食べているね。偉いよ」と出来ている面に意識を向けて声をかけてあげましょう。

大人たちも学校教育の中で添削されて育ち、家庭でも叱られることの方が多い子ども時代を過ごすと我が子を持った時に同じことをしてしまうものです。

でも、人間の心理を捉えて出来ていることに目を向けてみませんか。

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2024/11/20 更新