[しつけ全般]子育ての常識・非常識の今昔【母乳・抱き癖・蜂蜜・離乳食等】

子育ての常識・非常識の今昔【母乳・抱き癖・蜂蜜・離乳食等】

2015/05/08

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今と昔の子育ての仕方。変わらないものもありますが、時代により微妙に変わっているものもあります。今は常識なことが昔は非常識だったり・・・・

義理の母親と同居する中で子育てしている若いママ。ちょっと時代錯誤でおせっかいなアドバイスされて困っている人もいるのではないでしょうか。

今、推奨されているいくつかの事柄をお伝えしたいと思います。勇気のある人はこの記事をさり気なくお母様に見せましょう。

母乳

いつまでも欲しがるだけ飲ませて良いとされています。栄養のない水分だけのお乳になっていても欲しがるのならば2歳くらいになっても咥えさせてよいとされています。まだまだ甘えたい愛着形成の時期だからです。

「断乳」という言葉は死語となり「卒乳」という言葉に変わっています。昔は断乳させようと乳首に“熊の胆(くまのい)=熊の胆汁”という苦いものをつけることもされていたようですが、おっぱいとのお別れが苦い思い出になるので今、それをしている人はほとんどいません。

抱き癖

ドンドンつけた方が良いとされています。泣いたらいくらでも抱っこしてよいです。これにより絶対的な信頼感が育つからです。

逆に望んでも拒否されるなどの愛情不足により、“泣いても仕方がない。諦めよう”と無反応になる“サイレントベビー”になってしまったり、自立が出来ない問題が起こってきます。

幼い頃、スキンシップを十分にされた子どもはいつでも帰ることのできる安全基地を心に確立することが出来ます。こうして未知のものへの挑戦意欲が育ったり、外の世界へ勇気を持って飛び出していくことが出来るようになります。

はちみつ

蜂蜜は1歳前にはまだ食べさせてはいけません。蜂蜜は生もの。まだ消化器が完成していない0歳児には負担が多く、食中毒になるリスクもあるからです。

紙オムツ

紙オムツが快適過ぎて、オムツがはずれることが遅くなるということはありません。却って布おむつを無理して使うことによる親のストレス、洗濯にかかる水道代を考えたら、質の向上した紙おむつを使う方が良いのです。バランス感覚が大事です。

ベビーパウダー

昔はあまり衛生用品も数多くありませんでした。パウダーくらいしかなかったのです。今は衛生環境も整ってきました。

また毛穴がふさがってしまい使用しない方がいいという病院もあるようです。子どもは皮脂が少ないので乾燥が激しい場合は粉状のものよりも保湿クリームが必要なこともあるくらいです。

離乳食

あまり早くから始めるとアレルギーの原因になることも。“果汁といえば蜜柑の汁“の常識も昔はありましたが柑橘系はアレルゲンになりやすいです。8~9ヶ月から野菜から始めるとよいです。

清潔な環境

清潔すぎる環境でアレルギー発症することもあります。小さい頃、ペットと暮らしていた子どもの方がアレルギー発症率が下がるという報告もあるくらいです。

うつぶせ寝

頭の形をよくするためにうつぶせ寝が流行った時期もありました。しかし、乳児突然死症候群の原因になる可能性もあるので、あおむけに寝かせるように今は言われています。

離乳食を大人が噛み砕いて与えてはならない

虫歯菌を移すことになります。又、ピロリ菌がこの時期に口移しにより感染し、将来胃癌の要因になる場合もあると言われていますので親が口で噛み砕いたものを与えるのはよくないとされています。

ひらがなの読み書き

昔は小学校に上がってから数を数える、文字を覚えることで十分、勉強についていけました。

現在はクラスの9割が文字の読み書きができる状態で入学する時代です。ほとんどの子が読み書きできることを前提に授業が進められていきます。自分の名前も書けない読めないと最初から躓きます。持たなくてもよい劣等感を抱いたりします。ひらがなの読み方、10までの数の概念を理解して小学校入学させた方がよいです。

子育ての主体はお祖母ちゃんではなくお母さんです。正しい情報を元に子育てをしましょう。今のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんだって若かった頃には「今の若いもんは!」と言われていた筈です。

親との関係を悪くしないように軽く左耳から右耳に聞き流しましょう。

それから、今、常識だと思ってやっていることが、あなたの目の前の赤ちゃんが成長し結婚し、また赤ちゃんを生んだとき非常識とされているかも・・・・20年、30年先のことです。一体、どんな時代になっているでしょうか。その時は今の気持ちを思い出してあれこれ干渉しないようにお嫁さんを見守りましょうね!

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2024/05/01 更新