[しつけ全般]否定的な躾(しつけ)が何故いけないのか

否定的な躾(しつけ)が何故いけないのか

2015/01/30

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子どもにこんな言葉をかけている人がいます。

「零さないで食べなさい!」

「早く準備しないと遅刻しちゃうよ!」

「走らないで!」

「大きな声を出さないで!」
 
何気なくかけている言葉。

でも、全て脳を不愉快にします。否定的な言葉に翻弄されるからです。

筆者は記憶力を良くしようと、とある研修を受けています。

その中で言われたこと・・・「人間は何かを抑圧しようとすればするほど、強烈に意識の中にその抑圧されたものが噴出してくるのです」と。
 
例えば、「サングラスをかけた猿を明日まで思い浮かべてはならない!」と命じられたとします。すると、「思い浮かべてはならない」と思えば思うほど“サングラスをかけた猿”が脳裏から離れないという訳です。「うっそ~」と思うのならば実験してみてください。

床に幅20㎝の線が書いてあります。「この線の上を歩きましょう」と言われて歩くと簡単に出来ます。けれども、20㎝幅の平均台の上だと足がすくみます。下に谷底があり20㎝の板があった場合、おそらく足が震えて落ちてしまうでしょう。

世に溢れる自己啓発本。マイナス思考の人が「マイナス思考はいけない。プラス思考でいよう」の書籍を読めば読むほど、自分がマイナス思考であることに目が行き自己嫌悪に陥り、なかなか改善できないのも同様。

子どもに「牛乳を零してはいけないよ!」言うと必ず零します。子どもは零してはいけないと思えば思うほど神経が負に集中して零してしまうから。否定的な言葉に翻弄。「牛乳を運んで」と言えばいいです。

ですから子どもの躾をする時、次のように言い換えましょう。

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2024/11/21 更新