[高校生]【高校生の英語】比較の基本中の基本

【高校生の英語】比較の基本中の基本

2015/08/29

3,760VIEWS

中学2年で学習する「比較」の単元では、どのようなことを学習したでしょうか?

おそらく「as ~ as」や「~er than」や「the ~est」などがメインとなり、それ以外の記憶はほとんどないのではないでしょうか?その分、中学の比較で苦しんだ経験を持つ人は、そこまでいないように思えます。

しかし、高校の比較になると「ここは頭に入ってこない」という人が非常に多い単元へと変わります。

では、どのように変わってくるのでしょうか?

<同等比較(as ~ as)>

ここはそこまで難しい内容ではありません。

(中学例文)
ケンはメアリと同じくらい背が高い。
Ken is as tall as Mary.

(高校例文)
ケンはメアリと同じくらい背が高い生徒だ。
Ken is as tall a student as Mary.

このポイントはas~asの中が「形容詞+名詞」の時は、「as 形 a 名 as」とすることです。

(高校例文)
ケンはメアリと同じくらい多くの本を持っている。
Ken has as many books as Mary.

このポイントは「many books」は2語で1つのカタマリなので、まとめてas~asの中に入れることです。

また、as~asには実は隠された秘密があります。as~asの最初のasは「否定文の時だけ」、soに変えることができるのです。よって、以下の例文が成立するのです。

(例文)
He is not as tall as Mary.
= He is not so tall as Mary.

「あれ?asが1つ足りない!」などと慌てないためにも、このポイントはぜひ知っておいてください。

最後に、慣用表現として覚えてほしいものを挙げておきます。

公式
as ~ as possible = as ~ as S can/could・・・
できるだけ~

(例文)
He ran as fast as possible.
= He ran as fast as he could.

<比較級>

「AはBより~だ」という文は、中学からずっとやってきていると思います。しかし、その両者の「差」に注目した文章は見たことがありませんよね?ここではそれについてみていきましょう。

(例文)
ケンはメアリより少し背が高い。
→Ken is a little taller than Mary.
= Ken is a bit taller than Mary.
→比較級の前に「a little」か「a bit」を付けるだけで完成です。

(例文)
ケンはメアリよりずっと背が高い。
→Ken is much taller than Mary.
= Ken is far taller than Mary.
→比較級の前に「much」か「far」を付けるだけで完成です。

(例文)
ケンはメアリより3歳年上だ。
→Ken is three years older than Mary.
= Ken is older than Mary by three years.
比較級の前に「両者の差」を入れるか、「最後にby~」を入れるか、のどちらかです。

ちなみにこのbyは「差」を表す前置詞だということは覚えておきましょう。

そして、非常に厄介なのが、manyです。まずは例文を確認していきましょう。

(例文)
この本はあの本より難しい。
This book is more difficult than that one.

(例文)
この本はあの本よりずっと難しい。
This book is much more difficult than that one.

ここまでは理解できますか?difficultの比較級はmore difficult、それをさらに強調するとmuch more difficultとなります。では、これはどうでしょう?

(例文)
ケンはメアリより多くの本を持っている。
Ken has more books than Mary.

(例文)
ケンはメアリよりずっと多くの本を持っている。
この流れで書くと「Ken has much more books than Mary.」と書きたくなるのがふつうですよね?しかし、これだと間違いなのです!

注意ポイント
manyの比較級「more」を強調する時は「muchではなくmany」を使う!!

ですから、正しくは「Ken has many more books than Mary.」となるのです。これは非常に正答率の低い問題ですので、しっかり理解しておきましょう。

さらに応用的な知識にはなりますが、これも覚えていただくとさらに力が付くはずです。

比較級の強調語(muchとfar以外)
even, still, a lot

(例文)
ケンはメアリよりずっと背が高い。
→Ken is even taller than Mary.
= Ken is a lot taller than Mary.
ここは本当に覚えるだけで得点につながるので、覚えないという選択肢はないですよね!

<最後に>

今回は高校の比較の序盤の序盤をかいつまんで説明したものですが、それでも十分すぎる量がありますよね?

この先にはさらにたくさんの暗記事項が出てきますので、スタートで躓かないように気を引き締めましょう。

教育総合ランキング

2024/04/26 更新