中学生の3年間で定期テストにかなり苦戦したという人がとても多いのではないでしょうか。
中学生の定期テストは5教科勉強しなければならず、範囲も多くてとても大変な作業でしたね。そして高校入試を苦労して潜り抜けたと思ったら、今度は高校の定期テストという非常に高い壁にぶち当たります。この壁は中学の時よりもかなり高く、もしかしたら高校入試よりも厳しい戦いになるかもしれません。
では、そんな難関をどのようにして乗り越えて楽しい高校生活にすればよいのでしょうか?今回はそんなテーマでお話しをしていきましょう。
<高校のテストは科目数からして違う>
中学の頃は5教科でも多いと思っていたかもしれません。しかし、高校になると英語だけで2つ(英語コミュニケーション・英語表現)、数学も場合によっては2つ、国語も2つ(現代文・古典)、社会、理科も学校によっては2つ(物理基礎・生物基礎・化学基礎から2つ)。その勉強をきっちりするとなると相当の準備量が必要になることは誰でも理解できるはずです。
<英語は中学の復習が半分>
英語は読解と文法に分かれています。英語の文法は高校生とは言えども最初にやるのは「否定文・疑問文」など、中学生の時に学習した内容が半分以上を占めます。
じゃあ簡単じゃないか、と思われるかもしれませんが、思った以上に高校1年生はこれらの「一度やったはずの単元」を忘れているのです。皆忘れているからこそ、皆よりみっちりやり込んで差をつけることが重要なのです。
また読解に関しては、一番の理想は「日本語の和訳を見て英文が全て書ける」くらいまで文章を覚え込むことです。そこまで覚え込むことができれば、かなり良い点を取ることができるはずです。
<数学は中学レベルから一気に飛躍する>
英語の難易度と比べると、数学はケタ違いとも言えるレベルになります。
中学の頃にやった因数分解は非常に複雑になってきて公式の暗記では済まなくなりますし、新しい単元もどんどん出てくるので、それについていくだけでも精一杯という人もいるかもしれません。だからこそ、数学は一番差が付きやすい科目と言えます。
数学はとにかく日々コツコツとやったことを復習して、分からない点は早急に克服しておかないと1学期中間の時点で、使い物にならなくなってしまいますので要注意科目と言っても過言ではないでしょう。
<国語は古典が本格的に>
中学でも簡単な古典作品は授業で扱いますが、細かい文法などを学習することはほとんどありません。
しかし高校の古典になると、助動詞やら古文単語やら、それまでは脚注が付いていたようなものを、自分の手で探っていかなければならないようになります。
分量自体はさほど多くはないのですが、古典はとにかく実感が湧きにくい科目なので、文章の中に入り込んでいくことが難しい科目と言えます。しかし、当時の背景知識などもしっかり頭に入れながら学習していけば、さほど難解なことは言っていないことに気付くでしょう。
また、漢文も本格的に始まってきますが、漢文は古文以上にルールが明確ですし、背景知識なども多くはないので、取り組みやすいかもしれません。しいてアドバイスをするのであれば、漢文は句形といわれる一種の「型」をしっかり頭に入れるようにしてください。
<最後に>
高校生にとって最も主要な科目は英語・数学・国語の3教科です。しかしテストは5~6個ありますので、それだけ重厚感が増すことは間違いありません。この重みが今後ずっと続くということは、1学期中間で学習する内容がその土台となるのですから、ここで躓くわけにはいきませんよね。
スタートをしっかり切りましょう!そうすれば、3年間がメリハリを持って、楽しく過ごすことができるはずです。
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2024/11/21 更新