住宅[373]

建築的視点から見る二世帯住宅

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執筆者:越野 かおる
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厚生労働省が発表している「65歳以上の高齢者の子供との同居率」は、1980年(昭和55年)、ほぼ70%であったのに、現在では約40%と年々減少し続けている。

この額面だけみれば、これからの二世帯住宅には未来はないように思えますが、これが数字のカラクリ。33年前から65歳以上の高齢者の数は増え続けているので、子供と同居をしている数は、現在でも大きく減っていないと思われます。

現在は、晩婚化の傾向や未婚の子供の数が増えているので、「同居=二世帯住宅」という形も様々なのかもしれませんね。

建築的視点から二世帯住宅を考えると、下図のようなタイプに分けられると思います。

 大きく分けて5パターンですが、実は、2つの住戸の分け方によって建物の種別が変わってくるのは、ご存知でしたでしょうか?

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