自分の赤ちゃんとしてこの世に生まれてきてくれた子供。 その時の事を思うと、とにかく嬉しかったと感じる人も多いでしょう。
しかし、だんだん成長するにつれて他人の子と比較してしまうことが多くなってきているのではないでしょうか?
同年代の子供達の姿を見ていて、 「どうしてうちの子は○○ができないのかな?」 「あの子は、もうこんなに○○が上手なの・・・」 なんて比べてしまって焦ってしまうことも出てくるでしょう。
また、他の子に出来て、自分の子にできないことが見つかると、それを気にしすぎて、ストレスを感じてしまうお母さん達もいるようです。
子供でも大人でもですが、何から何まで一緒、つまり100%同じ人間というものはいません。 顔もそれぞれ一人一人違うので、頭で考えることも、出来る事もそれぞれ違うのは当然なのです。
もし、他の子供に出来て我が子にできない事があっても、実は我が子に出来て他の子供にできない事も多々あるのです。
それに、幼少時は「歩く」「話す」など他の子供と比較して悩んでしまうお母さん達もいます。 しかし、それぞれ差はありますが、ほんの少しの差です。 あまり気にせずにのんびり構えて行きましょう。
親が気にしすぎることで、子供は敏感にそれを察知してしまう可能性もあります。 悩んでいる親の顔を見ているより、笑顔の親の顔を見せるようにしましょう。
育児書を見ていると分かりますが、「○歳頃には歩く」「○歳ころにはこうなる」なんて書かれています。 しかし、それは平均的なものです。 必ずそうでなければいけないというものではありません。
育児書の情報ばかり見ていて、子供ができない事を自分のせいにしていませんか? 育児におけるストレスは、自分を追い詰めるだけでなく、周囲との関係も悪化させてしまう可能性もあります。
もし、他人の子供と比較し過ぎて、自分を責めてしまうことがあったなら、気軽に相談できる家族や友達などに相談してみましょう。
お母さん達のストレスは子供や家庭に伝染してしまうので、気をつけたいものですね。
幼少時の子育てにおいては「成長」の面で他人の子供と比較してしまうケースが多いでしょう。 身長の面や体重の面などが多いかもしれませんね。
しかし、ある程度の年齢になると「性格」や「勉強」に関して、他の子供と比較してしまうお母さんが多いように感じます。
例えば、勉強の面です。「○○くんは、塾に通って頑張っているのにどうしてあなたは塾に行かないの?」とか「○○ちゃんは毎日家庭学習を日課にしているのに、あなたときたら何もしない!」などと比較してしまうかもしれません。
しかし、この様な発言は後々、子供の心に深く刻まれることとなります。 言った方は覚えていなくても、言われた方はずっと覚えているものなのです。
親なので、他の子供と比較してしまうこともあるでしょう。 しかし、一番大事なのは「自分の子供がどれだけ頑張っているか?」ということです。 他人と比べて足りないものだとしても、その子が一生懸命頑張っている事を褒めてあげるべきでしょう。
子供は親が自分の味方である、見ていてくれる、認めてくれるということを何より励みに頑張るものです。
比較した発言はしないように心がけていきたいものですね。
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