教育[725]

子どもが伸びる習慣「自分で考える力を身に付ける」

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執筆者:立石 美津子
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「どんな風に育ってほしいですか?」と質問すると「考える力がある子ども」という答えが返ってくることがあります。

でも“考える力”といっても漠然としていますね。

どうやって育てていったらよいのでしょうか。
 
アウトプットさせることに躍起にならず、インプットする

子どもに考えさせようと次のようなことをするのはお薦めしません。

×「自分の意見を言いましょう」

×「作文を書きましょう」
 
人が考えるとき、何を使うのでしょうか?ズバリ!言葉です。正式には脳の中にある、内なる言葉 ”内言語(ないげんご)”と言います。まだ言葉を獲得しつつある発展途上の幼児に意見を言わせたり、更に文章としてまとめさせる作文など無茶な要求はしてはいけません。これらは全部、アウトプット。

幼児期は再生よりも録音の時代です。ひたすら思考の元となる、この内なる言葉を豊かにしましょう。“内なる言葉”ですから「うちの子、言葉が遅い。お喋りじゃない」などと心配することはありません。大人が把握できる音声言語にならなくても頭の中にさえ入っていればいいのです。外言語(がいげんご)にとらわれないでください。本当に必要なのは、内言語(ないげんご)の録音です。

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