さて、次の生徒。学力は人並み以上ある女の子。
でも慎重過ぎて国語の問題でもない計算問題の数字ですらとても丁寧にゆっくり書きます。石橋を叩いても叩いてもなかなか渡ろうとはしないタイプ。じっくり問題を読み返し、更に何度も検算して先に進めません。
だからいつもタイムオーバーで10問あって全部正解できる力があるにも関わらず全ての問題に答えることができません。残った問題の解答欄は白紙。だからなかなか100点を取ることはありません。
どちらの子どもも素晴らしいです。人にはそれぞれ性格があります。
“リフレーミング”という言葉があります。
『リフレーミング(reframing)』とは、もともとある枠組み(フレーム)で捉えられている物や事柄を、いったんその枠組みをはずして、違う枠組みで見ること、つまり、認知の枠組みを変えることであり、元々は家族療法の用語です。
だから次のページのような子どもの短所も長所として考えてみてはいかがでしょうか。