教育[725]

【悩みの多い年頃】思春期に親はどう対処すべきか

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執筆者:中田 雅敏
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どちらにも共通するのは恋愛感情ですね。初恋というものでしょうが異性にあこがれを持ちます。大人の場合はそれなりの経験から上手に自分の気持ちを処理することができますが、この時期はとても深刻な問題と考えふさぎ込んだり、勉強が手につかなくなるようなことがあります。時期が来れば自然に解消し、大人になって考えると懐かしい思い出として蘇るものになります。

しかし近年こうした「恥じらい」や「気後れ」などの感情を持たなくなった青少年が増えています。

厚生省や教育研究所の調査などでは、高校生の性体験が男女ともに三分の二に昇っているという報告もあります。

性交渉によって互いに傷ついたり、これが原因で殺人に発展してしまうような事件が相次いでいます。さらに性的体験は中学生にも及んでいるという由々しき事態にもなっています。

望まない妊娠や身体への損傷など人生を損ねてしまう事件にもつながっています。「悩みの多い思春期」といわれるが、この時期に身に付けてほしいことは「禁欲的生活」「厳しく自己を律する精神」「人を尊重し、人格を尊重し、尊厳を重んじる心」などの気持ちを養成させることがもっとも大事なことです。

大人の社会も、日本人全体から欠落してしまったものに「恥の文化」「忍耐の文化」「武士道の精神」があります。会津藩には「什の掟」がありました。「ならぬものにはならぬもの」という堅い精神、自制心を持つよう、社会や地域、家庭では養成したいものですね。

日本には「恥の文化」がありました。親はしっかりと子ども達に教えてあげることが大切ですね。

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教育総合ランキング2024/11/23 更新

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