教育[725]

「上手な作文を書くコツ」を読んで【文章テクニック】

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執筆者:立石 美津子
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そんな時、ビジネスと同じ感覚で4作目の本を書きました。「わかりやすく!わかりやすく!結論から!」。

でも読み返してみると何だか冷たい文章・・・・はっきり言ってつまらない本!初稿を受け取った編集者からも指摘を受けました。

そして内容は変えないで切り口を大幅に変えました。結論から入る項目、最後まで読まないと結論が書いていない項目などなど。そして仕上がった本を読んだら結構面白い本に変身。(記事の最後に少しだけ紹介させていただきますね!)

読書は娯楽だからビジネスのように早く結論を知らせなくてはいけないものでもありません。作文も同じ。読み物として面白いものにしたいものです。だから、結論を先に書かないということ。
※この記事は作文を「面白く」という観点で書いております。「全ての作文をこうしましょう」というものではございません。

単純な形容詞で済まさないということも同様。
 
「楽しかった」「悲しかった」「嬉しかった」そんなこと書いてあっても面白くもなんともありません。何がそんなに楽しかったのか、何故悲しいという感情になったのか、どうして嬉しいと感じたのかを書けば具体的で深みも出てきます。
 
 
例えばこんな感じ。

この間、上野動物園に行った。ハシビロコウという鳥がいました。


さて、これを

「この間、上野動物園に行きました。熊、ライオン、象を見て最後にハシビロコウを見て楽しかったです」

だと何ともつまらない作文。楽しかったという感情を持った時、何かしら感じたはずです。感じたままを声に出したり文章にしたりすればよいのです。

感じたことを文章にしてみた結果は次ページにて。

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