「リノベーションはお得？」と「失敗しないコツ」

住環境だけでなく、損傷部分について敏感に察知しているのも住人だけです。それはつまりは建物の弱点となっている箇所なのですが、これもリノベーションをする上で重要な検討項目です。

住まいだけでなく商業施設としてのリノベーション物件も周辺立地状況や人の往来を考慮した計画としなければいけません。どのような時間帯にどのような年齢層の集客が見込めるか。そしてそれらの人に何をアピールすれば良いか。

内観外観のデザインや動線ばかりではなく、外から人を招き入れる方法まで十分に考えられている店舗計画は良い計画です。それにはやはりその物件、立地をよく理解してからでないと計画は纏まらないでしょう。

リノベーションはとかく間取りや外観、設備機器の一新などに注目を集めがちですが、それらは全て外部環境から導き出されるべきものであるということを意識すると、「物件」を俯瞰できるはずです。

新規で中古住宅を購入された方、まずは何も手を入れずに一年ほどそこで暮らして見ることをお勧めいたします。