[高校生]オススメ「英語の参考書」高校1年生編

オススメ「英語の参考書」高校1年生編

2015/08/24

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中学校から高校に入学して真っ先に直面するのが「英語のレベルが急激に上がった」という壁でしょう。

中学の頃までは英語は比較的好きな方だったのに、高校に上がった瞬間に堰を切ったかのようにレベルアップした内容へと豹変するのですから、多くの高校1年生が閉口してしまうのも無理はありません。

では、そんな高校1年生にとって英語の学習を進める際の「オススメ参考書」は何があるのでしょうか?今回はそんなテーマでお話ししていきましょう。

<文法編>

高校1年生の英語は基本的に英文法がメインとなります。もちろん英文法そのものは中学でも学習しているのですが、高校ではそれをさらに発展させた内容にして学習を進めていきます。

では、高校1年生の英語学習にとって、参考書は必要と言えるのでしょうか?

結論から言うと「No」です。

なぜなら、高校の方で英文法のテキスト(比較的厚めの文法参考書と問題が掲載されている冊子)が配布されるため、それをしっかり読み込むことが重要になるからです。

基本的には英文法の土台となる説明は、すべてその参考書に書かれています。よって、新しく購入する必要はありません。

一般的なものですと「Breakthrough」「Forest」などを使用する高校が多いようですね。スタートから気合を入れすぎて色々なものに手を出してしまうと逆効果になるケースが多いので、あえて英文法については「買わない」という選択をしましょう。手元にあるものをしっかり頭に入れることが重要ですよ。

では、復習は実際にどのようにやっていくべきかというと、「定期テストや模擬試験のやり直しを何度も行う」ことで進めてください。

勉強の一番の基本は「一度したミスを二度としない」ことにありますから、「学校のテストはすぐに捨ててしまった」などということのないようにファイルなどに入れて保管しておき、少し時間が経過したころにやり直しをして満点が取れるまでやりましょう。

<読解編>

高校に入ると文章のレベルもいきなりアップします。今までは比較的簡単な単語ばかりだったのでスラスラと読めたかもしれませんが、高校で出てくる単語は簡単にはいきません。

では、読解力はどのように養成していけばよいのかと言えば、こちらも文法と同様に「教科書の英文に出てくる単語や熟語、構文などをしっかり理解しておく」ことに尽きると思います。

高校に入ってまだまだ土台ができていない状態の中で、教科書以外の内容に手を出して、どれも中途半端に終わるくらいであれば、目の前の教科書を100%マスターすることに注力してください。

特に教科書の下の部分に出てくる太字の新出単語などは、大学受験の時に使える単語が多く含まれていますので、教科書の文章を習得する過程の中で同時に頭に入れてしまいましょう。

<では、高校1年は何も買わないのか?>

さて、ここまで読んだ方の多くがそんな疑問を持ったのではないでしょうか?

もちろん上記に挙げた内容だけである程度十分な知識は身に付きますので、英語が苦手な人はそこからじっくり始めて、1年を駆け抜けてください。

逆に「これだけだとまだ余力がある」と言える人にぜひ挑戦してほしいのが「英検準2級」です。

英検準2級は、概ね高校2年の半ばくらいまでの知識で解ける問題が多く、余力がある人にとってはちょうど良い内容となっています。英検は文法の細々した知識よりも、単語や熟語の知識が多く問われるので、やる気がある人のための知識教材として使うのが最適でしょう。

英検の教材としてオススメなのは旺文社の「7日間完成 予想問題ドリル」などが良いでしょう。分厚い本をすべてやるとなると途中で意気消沈してしまうこともありますが、こちらの本は1日1回分の問題演習を7回繰り返すだけで、かなりの知識が吸収できるので、最初にやるものとしてはオススメと言えるでしょう。

とにかく1年生のうちは、基本的な文法・単語をしっかり覚えて、2年以降の土台作りに専念していきましょう。

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