[高校生]全ての英文法のキモ!わかりやすく「時制」について解説

全ての英文法のキモ!わかりやすく「時制」について解説

2015/07/28

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中学の時、I am a high school student. / I was a high school student. / I will be a student.などを学びましたね。

このような「現在」「過去」「未来」などといったものを「時制」と呼び、これは高校に入ると1学期中間もしくは期末で試験範囲になる内容です。しかし、現在・過去・未来だけならまだしも「完了」という内容が入ってくると、一気に分からなくなる人が多いようですね。

この「完了」はこの先の様々な単元で出てきて皆さんのことを悩ませる厄介な存在ですが、その分大学受験には頻繁に出てきます。ですから早いうちに理解できるようにしましょう。

<過去形と現在完了形の違いは?>

現在完了形は中学3年で学習しますね。

例えば「I have finished my homework.」で「私は宿題を終えてしまった」と訳すように学習してきましたが、今一度冷静に考えてみてください。

「I finished my homework.」と何が違うというのでしょうか?よく高校1年生に聞くと現在完了は「終えてしまった」、過去は「終えた」と答える人がいます。

しかし、そういう生徒に「じゃあ、終えてしまった、と、終えた、は何が違うのか?」と尋ねると黙ってしまうことが多いのです。

このように日本語ではあまり違いが分からないものの、英語では明確な違いがあることが多いのが時制なのです。現在完了のイメージは「過去と現在をつなぐもの」と考えるのが適切です。

例えば、「I finished my homework.」は「過去に宿題を終えた。でも現在のことは分からない。」のです。

それに対して「I have finished my homework.」は「過去に宿題を終え、その状態が現在まで続いている(効果を持っている)」ということを意味しています。

また、同様に「I have been to Kyoto three times.」も「現在に至るまでに3回京都に行った経験を持っている」ですし、

「I have been sick since yesterday.」も「昨日から現在に至るまで具合が悪い状態が継続している」という意味になります。この違いが分からないと英作文の問題などに取り組む時に適当な文になってしまい、大きな減点につながってしまいます。

<現在完了形と現在完了進行形の違いは?>

高校に入ると新しく学習するのが「現在完了進行形」という文法です。

これは名前こそ難しそうな響きですが、実際にやっていることはさほど難しくありません。この文法を説明する前に理解しなければならないのが「動作動詞」と「状態動詞」の違いです。

「動作動詞」は読んで字のごとく、「動作を表す動詞」です。「状態動詞」も同様に、「心や身分などの状態を表す動詞」です。しかし、「どっちだか分からない」という動詞が出てくることもありますが、もし迷ったら「~しているところだ」で訳してみてください。それがおかしいと思えば状態動詞です。

つまり、「状態動詞は進行形にはできない」ということなのです。

例えば、中学の時に、1年生で進行形を学習した時、「I am liking a dog.」や「I am living in Japan.」などという文は誤りだと教えられましたよね。

「犬が好きなところだ」「日本に住んでるところだ」というように「今この瞬間だけやっていること」ができないものは全て状態動詞となります。そこまで理解できればあとは簡単です。「現在完了進行形」は現在完了の中でも「現在に至るまで何かの動作をず~っとしている」、つまり「動作の継続」の時にだけ使うことができます。

逆を言えば、それ以外に使うことはできないのです。それを理解してさえいれば「私は昨日の夜からずっと英語を勉強している」という文を英文にする際も「昨日の夜から現在に至るまで英語の勉強という動作をずっと継続している」と読み替えることでき、「I have been studying English since last night.」とすんなり書くことができるようになります。

ですから、文法の本質をしっかり理解しておけば、どんな問題でも確実に解けるのです。

<過去完了も未来完了もやることは同じ>

よく「現在完了は中学でやったから分かるけど、過去完了とか未来完了が入ってくると分からなくなる」という人が多くいます。

しかし、現在完了を本当に理解できれば、過去になろうと未来になろうと、やっていることは同じなのです。

★過去完了(「過去よりさらに過去」と「過去」をつなぐ)

例えば、こんな文はどうでしょう。「私が駅に到着した時、電車は既に出発してしまっていた」もちろん駅に到着したのは「到着した」と言っているのですから過去の出来事ですよね?電車は出発したのはそれよりも「さらに過去」であることが分かりますよね?

つまり文法的に言い換えると「私が過去に駅に到着した時、それよりさらに過去に電車は出発していて、その状態が続いていた」ということですから、以下のような図が描けます。

  

図を見れば一目瞭然だと思いますが、「現在完了の→を左方向にずらしただけ」なんですよ。

現在完了は「現在までの→」、過去完了は「過去までの→」というだけの話なのです。ですから、これを英語にすると、「When I arrived at the station, the train had already left.」となるわけです。

ということは「過去完了進行形」も同じで、「過去までの動作の継続」となります。例えば、「私が家に帰ってきた時、母は3時間ずっとテレビを見ていた」

★未来完了
現在完了・過去完了までをしっかり押さえられたら最後はいよいよ未来完了です。

これは一言で言うと「未来のある時点までの→」というものです。例えば、「あなたが到着する頃には、試合は終わっているだろう」という文のイメージ図を考えてみてください。

試合が終わるのも、あなたが到着するのも、どちらも未来に起こる出来事ではありますが、試合が終わる方が先に完了しますよね?

その「時間のズレ」を書くのが「完了形」なのです。ですから、この文を英語に直すと、「By the time you arrive, the game will have finished.」となります。

ちなみに未来完了で一番注意したいのが「時の副詞節」です。主なものは「when(~とき)」「until(~まで)」「by the time(~頃には)」「as soon as(~するとすぐに)」などがあります。

これらの中では「たとえ未来に起こることであっても、必ず現在形で書く」というルールがあります。

ですから、先ほどの例文でも「will arrive」とせずに「arrive」とするのです。ここは受験生が一番間違えやすい所ですので、しっかり気を付けてくださいね。

未来完了進行形も、現在完了進行形・過去完了進行形の時と同じことをやればよいのです。

つまり「未来のある時点までの、動作の継続」を表すのです。簡単に言い換えるなら、「未来のある時点まで、何かの動作をず~っとし続けている」時に使うのがこの文法だと思えば良いでしょう。

例えば、「来月で、3年間英語を勉強していることになる」という文を書く場合、

「来月という未来の時点までで、英語の勉強という動作を3年間し続けている」と考えることができますから、

「I will have been studying English for three years next month.」

と書けるわけです。

<最後に>

いかがでしたでしょうか?時制は最初のうちに適当にやってしまうと、その後の英語の勉強に大きく差障ってしまうことになります。

何事も最初が肝心ですので、しっかり土台を理解して、英語の勉強をスムーズに進められるようにしていきましょう。

一度コツをつかんでしまえば、楽に勉強が進められます。分からない部分等は、先生に聞いたり、参考書をしっかり見比べながら、理解を深めてくださいね。