[高校生]「英語系大学受験」英語攻略のポイントと他科目の配分はどうするか

「英語系大学受験」英語攻略のポイントと他科目の配分はどうするか

2015/03/17

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昔も今も、特に女子生徒の間では、英語系(特にキリスト教系)の大学というのは高い人気を維持しています。やはり英語系を謳っているだけあって、英語を攻略することが入試突破のカギとなります。

ただ、それだけでは十分ではありません。では、どのような対策をしておくことが重要なのでしょうか。英語の対策を軸に据えながら、他科目についても触れていきましょう。

<英語の攻略について>
英語系の大学における一番の難関ポイントは「分量」にあると言っても過言ではありません。90分のテストで2000~3000語の単語を読みこなさねばならず、ふつうの高校生にとっては非常に攻略が難しい壁となって立ちはだかります。このポイントに対しては、レベル別に攻略していくのが良いでしょう。

挑戦する前のステップとして見据えてほしいのが「センター試験」です。センター試験は80分で3000~4000語が登場してきますが、1つ1つの難易度はさほど高くはありません。かつセンター試験は英語系大学を目指す学生であれば、80分もかけず50分くらいで終えられるくらいにならなければなりません。

ただ早く終わるだけではだめです。得点率としてもさほど難しい問題ではないので、90%以上欲しい所です。普通の人からしたらかなり厳しいラインかもしれませんが、英語を専門分野として研究していくつもりであれば、それくらいの芸当はこなせなければなりません。

それが出来てきたら次のステップは「1問1問の出題分野の研究」をしましょう。英語系の大学の入試問題はセンター試験のようにシンプルなものではありません。誤所指摘問題(誤っている箇所を指摘する問題)や英作文、英文和訳、難易度の高いイディオムなど、様々な手を使って受験生を苦しめてきます。

これらに対しては「この問題はこのようにして対策を立てる」というように対症療法的に攻略していく必要があります。まずじっくり解く練習を積んで、その形式に少しずつ慣れてきたら、いよいよ時間との勝負です。

難関大学は「問題の難易度×問題の分量」のダブルで攻めてくるので、1つずつ攻めるようにしましょう。また、英作文や英文和訳などの記述式問題が出題される大学を受験するという人はさらに気を付けたい点があります。

それは「自分の解答の質をこまめにチェックする」ことです。やはり自分だけで勉強していてはどうしても解答の質に偏りが出てしまいます。そうならないためにも、他に信頼できる人に自分の解答ではどれくらいの得点がもらえるのかについての助言を受けましょう。最近の大学では、国立大学だけではなく、私立大学においても、「要約問題」というものが出題される所もあるようです。これに関しては特に添削を受ける必要性があります。というのは要約問題は「文全体をどれだけ正確にまとめられているか」についての問題であって、自分だけで正解・不正解の判断を下すことが難しいからです。

<英語以外の科目はどのくらい手をつける?>
英語系大学は英語でしっかり得点を取れなければ合格は厳しくなります。というのは英語の配点が他教科の配点と比較しても高めとなっているからです。とはいえ、国語や社会にもしっかり手を付けておかなければなりません。特に上位大学になればなるほど、英語だけではなく「社会」についての難易度が高くなるからです。

社会は基本的な暗記事項を押さえておくことはもちろんですが、少し難易度の高めの用語についても随時、用語集などを横に置きながらいつでも調べられる状態にしておきましょう。

国語に関しては上位の生徒と言えども、一番油断をしやすい科目になるケースが多いので、日ごろから「現代文」にはしっかり触れておくようにしましょう。現代文がしっかり読める人は、英文和訳問題などでも自然な和訳が出来る傾向にあるので、一体のものとして考えた方が良いでしょう。もちろん古文も入試においては重要な項目です。特に私立大学ともなると3教科しか受験科目がありませんから、国語の1分野である古文も手を抜くことはできません。

<最後に>
英語系大学合格には英語はもちろん万遍なく知識を付けてトレーニングを重ねる必要がありますが、それ以上に他の教科にどれだけ手を付けているかも問われる試験となります。総合的なバランスを見ながら勉強を進めて、合格を勝ち取ることを目指しましょう。

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